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世界的デザイナー倉俣史朗の展示会、立体作品を中心に紹介

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倉俣史朗《Flower Vase #1303》
撮影:桜井ただひさ

企画展「倉俣史朗小展示」が、駒込のギャラリー・ときの忘れもので開催される。会期は10月9日から27日まで。


1960年代後半から最新の科学技術に可能性を見出し、空間デザイン、家具デザインの分野で革新的な作品を発表した世界的デザイナーである倉俣史朗。アクリル、グラス、アルミニウム、スチールメッシュを多用した作品を多数生み出し、没後もなおその独創性と希有な存在は多くの人々に影響を与え続けている。


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倉俣史朗《Sealing of rose(薔薇の封印)》
撮影:タケミアートフォトス

本展では、浮遊感と透明感にあふれたフラワーベース、《ガラスの椅子》のミニチュア作品、繊細な秒針が時を刻む「Just in time(時計)」、磯崎新設計のつくば第一ホテルに使われた家具など、倉俣の美意識に貫かれた立体作品を中心に、代表作《ミス・ブランチ》のマテリアルとして使われた薔薇を封印したアクリル・オブジェ(没後制作)などを展示する。壁面には1972年の南画廊「三木富雄展」(デザイン:倉俣史朗、写真:小川隆之)ポスターはじめ、東京やストックホルム、ウィーンなど国内外で開催された回顧展の貴重なポスターとともに、同時代に倉俣と協働した磯崎新や安藤忠雄のドローイング、版画作品も展示する。

倉俣史朗 小展示
会期:2018年10月9日(火)〜10月31日(水)11:00〜19:00
※日・月・祝日休廊
会場:ときの忘れもの
住所:東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS

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