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日本のミュージックカルチャーを独自の視点で描き出す。LEE KAN KYO 個展 「最後のCD ー 手作り文化遺産プロジェクト ー」




亀戸アートセンターにて台湾出身のアーティスト、LEE KAN KYOによる個展「最後のCD ー 手作り文化遺産プロジェクト ー」が開催中。


LEE KAN KYOは幼少期から青年期にかけて憧れを抱いてきた日本のカルチャーを、自身のフィルターを通して解釈し、独自の表現として昇華させるアーティスト。

LEEは、日本の日常に溶け込んでいる、日本人である私たちが意識することの少ない日本特有の「異質さ」を独自の視点で描く。例えばスーパーの広告チラシに見られる過剰な情報の詰め込みや、細かく価格を比較する日本人の消費行動に着目し、それを模写していくことでそれが日本社会の構造を読み解く鍵となり、また、自身と日本社会との関わりを深める有効な手段だと彼は考えている。

台湾で放送されていた日本のテレビ番組や音楽、また日本製品が持つ独特のデザインや形式に強く惹かれ、それらにはある種の魔法がかかっているといった感覚を覚えていたLEEは、日本独自の規格として広まった8cmCDのフォーマットの特異性に圧倒され、青春期にはCDショップに通い詰め、ひたすらCDをディギングする日々を過ごしたという。



本展では、8cmCDジャケットをモチーフにしたペインティング作品を中心に、タワーレコードのヘヴィメタルコーナーや12cmCDジャケットを描いた作品が展示される。さらに、シルクスクリーンワークを中心に活動するグラフィックユニット「ZONSHANG」が、LEEが描いた短冊形8cmCDジャケットをもとにコラボレーションした、多色刷りスクリーンプリントのエディション作品を発表。


LEE KAN KYOの愛した日本のミュージックカルチャーを、彼ならではの視点で描き出す本展「最後のCD ー 手作り文化遺産プロジェクト ー」をぜひその目で。



LEE KAN KYO

「最後のCD ー 手作り文化遺産プロジェクト ー」

https://kac.amebaownd.com/posts/56549256

会期 2025年4月25日(金) – 5月7日(水) ※ 会期中無休

時間 平日 16時 – 22時 土日祝 13時 – 19時

場所 亀戸アートセンター (KAC)

最寄 都営新宿線 東大島駅 大島口



【 関連イベント 】

■ ガチャガチャ設置
■ 期間限定シルクスクリーンプリント

会期中、作家のデザインを持参したTシャツ、シャツ、布バッグなどの布もの(綿•ポリエステル100%、綿の混紡)にその場でプリントするイベントも開催。


◆ 詳細
・デザインカラー:蛍光赤・黒の2色をご用意(※上画像参照)
・プリントサイズ:35 × 10 cm
・所要時間:15分程度
・料金:
 1プリント目:1,500円
 2プリント目以降:1,000円


◆ 持ち込みについて
ロンT、Tシャツ、シャツ、布バッグなど、綿・ポリエステル100% または 綿混紡の布製品をご持参ください。熱に強い素材が対象です。


◆ 無地アイテムの多少ご用意があります。
Tシャツ(1,000円)、ロンT(1,500円)、布バッグ(400円~)


⚠️ プリントについて
・インクのかすれや位置ずれが生じる場合があります。


📦 配送対応について
会場に来られない方は、布製品をお送りいただければプリント後に返送できます。ご希望の方はメールでお問い合わせください。(two.blks@gmail.com)



※イベントなどの詳細は、WEB、SNSなどで随時告知

作家コメント :

流行り真ん中、時代に真逆行

手作りつっぱり、これぞ最高のCD


LEE KAN KYO / アーティスト

台湾出身。東京造形大学大学院(造形専攻)修了。幼い頃から見ていたTV番組で、日本のエンターテインメントに魅力を感じ、2007年来日。スーパーのチラシやの週刊誌、ポイントカード、Netflix、CD、といった身近な現象を主な題材に制作を続ける。国内外のArt Fairや、Art Book Fairにも出展多数。


・バイオグラフィー

最近の個展

2024 LEE KAN KYOのNET(NADiff a/p/a/r/t)

2023 DVDですから。とにかく(WISH LESS)

2022 『李漢強のNFT』(pon ding+Error8 Taipei)

など

webサイト : https://leekankyo.com/bio

Instagram : https://www.instagram.com/lee_man_studio

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