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グラフィックでデザインと印刷表現が織り成す新たなアート。グラフィックトライアル開催中




グラフィックトライアルとは、グラフィックデザインと印刷表現の関係を深く追求し、新しい表現を模索獲得するための試みであり、第一線で活躍するクリエイターがさまざまな印刷表現に挑戦する実験(トライアル)企画。平成と令和をまたぐ今回のテーマは「Exciting」。新しい何かが始まろうとする時、未知の世界に向き合う時、人は大きな期待と小さな不安を抱きつつも、抑えがたい高揚感に心を躍らせる。世代も作風もバラエティに富んだ4人のクリエイターが、自身の内なる「Excite」の源に向き合いながら、刺激的かつ魅力的な表現を目指す。紙と印刷が持つ豊かな表現の可能性を感じられるだろう。


【参加クリエイター】


・葛西 薫

1949年札幌市生まれ。文華印刷、大谷デザイン研究所を経て、1973年株式会社サン・アド入社。主な仕事に、サントリーウーロン茶、ユナイテッドアローズ、虎屋の広告制作およびアートディレクションのほか、サントリーのCI、六本木商店街ネオンサイン、映画・演劇の宣伝制作、装丁など活動は多岐にわたる。東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞、講談社出版文化賞ブックデザイン賞など受賞。近作に「TORAYA CAFÉ・AN STAND」のCI・パッケージデザイン、『クレーの日記』の装丁など。著書に『図録葛西薫1968』がある。


・テセウス・チャン

1961年シンガポール生まれ。ヴィジュアル・アートと印刷媒体を中心に活動。自身が発行する雑誌 『WERK(ヴェルク)』 は、既存のブックデザインへの破壊的挑戦として知られている。作品は香港のM+、ニューヨークのクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館などに所蔵され、コム・デ・ギャルソンやシュタイデル、田名網敬一など多数とコラボレーションを行っている。2006年シンガポールで最も栄誉あるデザイン賞、プレジデンツ・デザイン・アワードにてデザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞。D&AD yellow pencil、NYADC、東京TDC賞。AGIメンバー。


・髙田 唯

1980年東京都生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、2006年にデザイン事務所Allright Graphics、翌年に活版印刷工房 Allright Printingを設立。活版印刷工房を営みながら、デザインの仕事を手がけ、作品はロゴマークやサイン、広告、装丁、パッケージデザインなど多岐にわたる。2017年に音楽レーベルAllright Musicを設立。2017年、個展『遊泳グラフィック』を銀座で開催後、台中(台湾)と上海でも個展を開催。2011年 JAGDA新人賞、2015年日本パッケージデザイン大賞金賞、桑沢賞。東京造形大学准教授。


・山本 暁

1987年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部卒業後、凸版印刷株式会社入社。トッパンアイデアセンタークリエイティブ本部在籍。入社後、カタログ・WEBなどの企業の販売促進、コミュニケーションツールの制作に携わる。現在は企業が発行するカレンダーのアートディレクションを中心に企画・制作を行っている。NY TDC入選、全国カタログ展・全国カレンダー展受賞。「ププププレゼン力」ブックコンペティション最優秀賞、森岡書店にて「ププププレゼン力展」を成田久氏と開催。


また、会期中には参加アーティストによるトークイベントも実施。関係の深いアーティストを招いてデザインについてトークを繰り広げる。


【イベント情報】
デザイントーク「葛西 薫 × 上田義彦(写真家)」
2019年6月7日(金)18:30~20:00開催 ※申込受付中


デザイントーク「髙田 唯 × ウチダゴウ(詩人)」
2019年6月29日(土)14:30~16:00開催
※2019年5月29日(水)事前申込開始


会期:2019年4月13日(土)~7月15日(月・祝)
会場:印刷博物館P&Pギャラリー(東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル)
開館時間:10:00~18:00
休館日:毎週月曜日4月29日、5月6日、7月15日は開館)、4月30日(火・祝)、5月7日(火)入場料無料(印刷博物館本展示場へご入場の際は入場料が必要)


お問い合わせ先:印刷博物館
〒112-8531東京都文京区水道1丁目3番3号トッパン小石川ビル
Tel. 03-5840-2300(代表)Fax. 03-5840-1567

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