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藤代冥砂「新月譚 ヒーリング放浪記」#1 イントロダクション

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 ゆくゆく語ることにはなるけれど、自分にはレイキの先生が二人いて、最初は沖縄に住む同年代の女性だった。二人目はインドのリシュケシの男性のヨガマスターだった。
 レイキにまつわる詳しい話は、後日のチャプターに譲るとして、レイキの次に現れたのは、タイマッサージだった。
 学んだ場所は、バンコクとチェンマイ。二つのスクールと一人のマッサージ師に通って、自分なりに技を深めた。もちろん、おそらくこの道にもゴールというのは無いのだろう。
 そして、トークセン。
 これは、タイ滞在中に出会ったもので、木槌を使うのが大きなというか唯一の特徴だ。
 コンコンと軽やかに響く木槌の音は、無骨な道具の見た目に反して、深いリラクゼーション効果があり、誰もが施術中に、おちる。歴史は千四百年と伝わっている。
 そして、自分の持ち玉の最後である気内蔵はチネイザンと読み、内蔵デトックスマッサージと説明することで、納得していただいている。これもタイのチェンマイで習得した。
 ストレスを受けると胃がきりきりするように、負の感情は内蔵に溜まりやすく、内蔵をマッサージすることで、怒り、悲しみ、嫉妬、心配などの感情が解放される。
 負の感情がぎっしりと滞っている人は、とても痛い施術となる。自分も生徒として学んでいる時は毎日数時間気内蔵を受けていたから分かるが、失神するかも?というぐらい痛い時もあった。だが、その痛みの果てには、晴れやかな柔らかな時があり、是非おすすめしたい施術でもある。
 今のところ、自分の施術はざっとこんなメニューなのだが、ゆくゆくはスピリチュアル・ヒーリングも扱いたいと思っている。
 これは心霊療法と訳されることが多く、想像通り、あっちの世界とコンタクトをとりつつの施術だ。
 ここまで行っちゃっていいのかな、という気もするが、なんとなく避けては通れないと思っている。
 現在自分が扱っている施術は、身体に積極的に触れるタイマッサージ、手をかざしたり、当てたりするレイキ、道具を使うトークセン、内蔵へと指を押していく気内蔵なのだが、新たに異なる角度として、スピリチュアル・ヒーリングも必要になるだろうと思う。 
 実は、まだそれが何なのかほとんど知らないのだけれど、きっとやることになると思う。
 何か一つのヒーリングメソッドで全てを網羅できるはずもなく、できるだけ引き出しは多い方がいいはずだ。
 
 さあ、さてさて。
 次回は、まずレイキについて。

                                    (つづく)

 
 

※『藤代冥砂「新月譚 ヒーリング放浪記」』は、新月の日に更新されます。
 「#2」は3月1日(土)アップ予定。 

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