NeoL

開く

VERBAL(m-flo)へ中田クルミからの質問 「私たちの世代をどう思いますか?」(前編)

verbal_culumi_3

音楽、ファッション、アートまで幅広い影響力を持つ東京のアイコン、VERBAL(m-flo)。同様にモデル、DJと目まぐるしい活躍を見せる中田クルミ。様々な現場でよく顔を合わせるという二人が、初の対談で改めて知った意外な共通点の数々とは。そして自身の「フラットな世代」の行く先を懸念する中田に対し、VERBALはどのような見解を述べるのか。

ーお二人の出会いは?

VERBAL「クルミちゃんとはageHaで会ったのかな。(西村)ひよこちゃんとDJしてたよね?」

中田クルミ「多分ひよこちゃんが場外乱闘に行くときに私が手伝ってたと思います。あの日はageHaでm-floのBON!ENKAiがあって、☆Takuさんに呼ばれて伺って。実はそれがちょうど20歳の誕生日で、楽屋でおめでとうってケーキも出してくれて祝ってもらったんです。VERBALさんとちゃんとお話したのはその時が初めてかな。ハタチのお祝いってことで、みんなにお酒をすすめられて死期が見えましたけど(笑)。しかも翌日がミュージックステーションのスーパーライブの日で、レディー・ガガのステージにバックダンサーで出演しなきゃいけなかったんですよ!」

VERBAL「うわ〜。そんな時に良い思い出をぶち壊してしまい、すみません!」

クルミ「いえいえ(笑)。怒濤のハタチの時に、初めてm-floと関わりあったという。なんだか私の話ばかりでごめんなさい」

VERBAL「いやいや。最近、自分が意外と人と会話していないことに気付いて、今年はみんなと実のある話をしようと決めたんです。だから話を聞けるのは嬉しいです」

クルミ「えっ、VERBALさんはたくさんの人とおしゃべりしてるイメージがありますけど」

VERBAL「意外と口下手で(笑)。 基本ネクラなので、あえて社交的でポップになろうと頑張ってる自分がいます」

クルミ「へえ、意外です!」

ー 初めてクルミさんに会った時の印象はどうでしたか?

VERBAL「超適当な格好してるのにカワイイなって。着てたものを今でも全部覚えてるくらい。バギーなスウェットパンツにキャップで、ルーズだけどストリートっぽい感じでもなくて、そこがユニークでした。シンプルな格好で空気感を出すのって内側に何かがないとできないから印象に残ってます」

クルミ「ありがとうがとうございます、嬉しいです! 実は私、人生で3枚目くらいに買ったCDがm-floなんですよ」

VERBAL「え? マジ?」

クルミ「(メロディを口ずさむ)」

VERBAL「あっ、“DOPAMINE”だ」

クルミ「そうそう。記憶にあるものだと、私が買ったCDはPUFFY、RIP SLYME、それからm-floでした。だから会った時は本当にアガりましたね。栃木出身で暗い高校生活を送ってきたので、本当に東京に出て来たんだというのをあのBON!ENKAiで実感しました(笑)」

VERBAL「そう思ってくれたならよかった。僕たちもこの人達フレッシュだな、かっこいいなって思って誘ってるんだけど、誘われても迷惑な場合もあるじゃないですか。だからひよこちゃんが『2年連続で誘ってくれてありがとうございます』って言ってくれて。あ、そう思ってくれてるんだって嬉しかったですよ」

クルミ「本当にありがとうございますって思います。何て言ったらいいのかな。起こっていることに対して、納得はできるんだけど、現実味があまりないんです。いま沢山の憧れの方に会えているんですが、冷静に家で考えたりすると『うわ〜。やべ〜』って思ったりします」

1 2 3

RELATED

LATEST

Load more

TOPICS