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ザ・ホラーズ 『ルミナス』インタビュー(前編)

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前作『スカイング』が全英チャート5位を獲得し、リリースごとに進化を遂げてきたエセックスの5人組、ホラーズ。約3年ぶりとなる4作目『ルミナス』では、セルフ・プロデュースをベースにしつつも、楽曲によってプロデューサーのポール・エプワース(フレンドリー・ファイアーズ、ラプチャーetc)も招聘。ギターやシンセのサイケデリックなテクスチャーはそのままに、ハウスやテクノも参照したグルーヴィでダンサブルな作品に仕上がった。デビュー時のゴシックなガレージ・パンクの面影は後退。「光/輝き」を意味するアルバム・タイトル通り、溢れ出る色彩を感じさせるサウンドは、これまでのバンド・イメージを覆す手応えといえるかもしれない。そんな『ルミナス』を生み出したインスピレーション、バンドの美意識、そしてルーツについて、ファリス・バドワン(Vo)に聞いた。

ポジティヴな感覚であってもネガティヴな感覚であってもだけど、ただ何かしら感じてほしい

 

ー今回のニュー・アルバム『ルミナス』ですが、とてもアップリフティングでダンス・フィーリングに溢れた作品で、これまでとの変化を強く感じさせます。これは作っている途中から意識していたものなのか、それとも結果的にこうなったのか、どちらなんでしょうか?

ファリス「(メモ帳に幾何学模様のような細かい線の絵を描きながら)昔から、何かしらの感情を掻き立てるような音楽が好きなんだよね……ポジティヴな感覚であってもネガティヴな感覚であってもだけど、ただ何かしら感じてほしい。感じるってことが重要で……いま言った高揚感やポジティヴな感覚にしても、自分達が音楽から受け取る好きな感覚のひとつだし、それが自然と音にも出てるんだろうね」

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