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THE NOVEMBERS『今日も生きたね』インタビュー(後編)

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—割るというのは、分けられて各々にデータが入るとかそういうことですか?

小林「そう。CD文化に一石投じる……それはちょっと(笑)、アンチテーゼみたいになるし。で、違う2枚が入るとそれはそれでコレクションしちゃうと、人にあげないよねって話になったり、この形に行き着くまでいろいろ議論を重ねて、ようやくっていう」

—ファンのTwitterの反応は概ね良好じゃないですか?

小林「THE NOVMEBERSを聴いてる人の傾向を面白い意味で知れたんですが、やっぱり一人で聴いてる人が多かった。『シェアCDやることはすてきだなと思うけど、あげる人いないや』とか『周りにTHE NOVEMBERSを好きな人なんかいるのかな』とか、THE NOVEMBERSを誰かと共有しようって気持ちがこれまでは無かった人が、少なくともTwitter上では見えたので、ということは今回やって良かったなというか、そもそも共有してたものだったら、そんなことしなくたって、もう広がってるはずだし。でも、僕も実際、音楽聴く時は一人ぼっちで聴くし、何も悪いことなんてないんで。ただ、今回のことをきっかけにシェアしたい人がいたら、それはその人の財産だと思うし、今じゃなくても、あげたい人がいつか現れたらそれはそれですごく素敵なことというか。なので、いろんな気持ちの動きとか、THE NOVEMBERSが広がっていく動きとか、少し変わるといいなと思ってますけどね、いい意味で」

—そして最近の活動の振り幅はホントに広いですよね。まず、4月のTELEVISIONとの共演。あの日は小林さんが浅井健一さんの新バンドROMEO’s bloodとして初お目見えのライブもあったわけですが、ぶっちゃけ、イベンターが変わったことは関係してるんですか?

小林「実はそこは全然関係なくて。たぶん僕たちが独立したってこととか、なにかしら世の中に残してきたものが少し実を結んだような瞬間が、ああいう日だったんじゃないかと思って。具体的な話はライブ制作・吉木くんから」

吉木「もともと、TELEVISIONを呼んだところが声をかけてくれて。前も違う洋楽アーティストのライブで誘ってもらって、それはスケジュールが合わなくて断っちゃって。で、今回『TELEVISION来るんですけど、興味ありますか?』って連絡がきて、『あります』みたいな。それだけです(笑)」

—(笑)。皆さん、あの日はいかがでしたか?

マツモト「いや、めちゃくちゃかっこよかった。で、終わったあと、トムが『So Loud,So Beautiful』って言ってくれて、すごい感動しました」

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