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『VXV』スペシャル対談:OKAMOTO’S×黒猫チェルシー(後編)

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——今回の曲はそれがすごく出てる気がしました。シンクロしてて、一番多幸感がある。このタイミングでちょうど2組とも光が射してて、すごくいいなって。

渡辺「だからなんか、俺、改めて普通に対バンしたい。普通に2マンとかしたいな」

ショウ「今ちょうどいいタイミングだから1回やりたいですけど、俺らがガチンコでやることをより大勢の人が楽しく見れるような世の中をどんどん俺らがそれぞれで作っていって、それをもっと大きくしていけるように頑張りたい」

渡辺「そのためには、俺らも形にしないとなと思うし」

宮田「こういう共有できる……新しい機材買ったり、新しいCD買ったりしたみんなに見せたい。普通にそういう気持ちになれる人らなんで」

ハマ「本当にそんな人、少ないですよ。だから死なないでほしい(笑)。長く続けるのは必要最低限の条件でもあるしね」

ショウ「だからこの曲がお互い長く続けるひとつのきっかけになったらいいなってすごく思いますし、気が向いた時にお互いのバンド片方だけでも演奏できるようなものを作りたかったので、そこはうまくいったと思う」

渡辺「今回1曲でも残すことができてたというのが、生きてるっていうのをすごく感じられる。それが良かった」

——アルバムの中で一番ピュアな曲だと思う。

ショウ「うん、一番いい。アルバムで聴いてくれたら、この楽曲の良さがより際立つ。他の楽曲と温度差が結構あるから、この曲がないと成立しないところがある。名前に頼ったねって意地悪な人に思われるくらいすごい人達とやったけど、想いがつまった曲を黒猫と一緒にやれて本当に良かった。参加してくれてありがとうございました」

渡辺「こちらこそ、光栄でした」

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写真 中野修也/photo Shuya Nakano

文 桑原亮子/text  Ryoko Kuwahara

 

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OKAMOTO’S

『VXV』

8月27日発売

(Ariola Japan)

 

OKAMOTO’Sオカモトショウ(Vo)、オカモトコウキ(G)、ハマ・オカモト(B)、オカモトレイジ(Dr)。2010年5月にアルバム『10’S』、11月に『オカモトズに夢中』、2011年9月に『欲望』を発売。2013年1月に4thアルバム『OKAMOTO’S』を発売し、7月には両A面シングル“JOY JOY JOY/告白”を、11月6日にニューシングル“SEXY BODY”をリリース。2014年1月15日に岸田繁(くるり)を迎えた5th アルバム『Let It V』を、8月27日にはRIP SLYME、奥田民生、黒猫チェルシー、
東京スカパラダイスオーケストラ、
ROY(THE BAWDIES)らとコラボを果たした5.5 thアルバム『VXV』を発売。5周年アニヴァーサリーツアー「OKAMOTO’S 5th Anniversary HAPPY! BIRTHDAY! PARTY! TOUR!」が9月21日の札幌PENNY LANE24からスタート。ツアーファイナルは10月25日、東京・日比谷音楽野外大音楽堂。

http://www.okamotos.net

 

黒猫チェルシー

神戸出身のロックンロールバンド。渡辺大知(Vo)、澤竜次(G)、宮田岳(B)、岡本啓佑(Dr)の4名により、高校在学中に結成。10年5月に『猫Pack』でメジャーデビュー。11年5月に初のフルアルバム『NUDE+』、11年11月に“アナグラ”を発表。12年3月21日に『猫Pack2』、12年10月に2ndアルバム『HARENTIC ZOO』をリリース。2014年4月公開映画『大人ドロップ』主題歌”サニー”&挿入歌奥田民生“息子”カバーの2曲を筆頭に2009年~2014年の5年間の黒猫チェルシーの軌跡をぎっしり詰め込んだベストアルバム『Cans Of Freak Hits』発売。8月30日には自主企画「毛細血管GIG Vol.9」を横浜 club Lizardで開催。そのほかにも渡辺大知がNHKドラマ10「サイレント・プア」に出演、11月公開予定の映画『日々ロック』に岡本啓佑が出演するなど幅広い活躍を見せている。

http://www.kuronekochelsea.jp

 

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