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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.6 大貫亜美(PUFFY)×オカモトコウキ(前編)

―元々ギター興味があったんですか?

亜美「うん、うちはお父さんも弾くから。小さい頃から、日曜日になるとカントリー&ウェスタンがかかってました。西洋かぶれしてたんです(笑)」

コウキ「西洋かぶれって(笑)」

亜美「友達の家でホームパーティやると、プロのカントリー歌手の人が来て、バンジョー鳴らしてなんとかどうのこうの~! みたいな」

―すごいですね! じゃあ耳には残ってるし、ちょっと触ったりもしてたところから民生さんに教えてもらって。

亜美「民生さんの古いギターを触って、何も知らずに『これいいね、弾きやすくて!』とか言ってましたね、すごい高いやつを(笑)。そこから1ツアー終わるごとに1本ずつ買っていってるからもう結構貯まってます。次、そのギターを澤が使いますよ」

コウキ「めっちゃうらやましい!」

―ドキドキする(笑)。あの人、壊さないかな、大丈夫かな……。

亜美「あははは」

コウキ「何本くらい持ってるんですか?」

亜美「何本だろう……」

コウキ「絶対俺よりいいギター持ってるじゃないですか」

亜美「1個いいのがあるよ。この間、民生さんから借りパクみたいにしちゃった(笑)。私の車と交換したんだけど、それが一番いいギター。いつでも使って!」

コウキ「使ってみたいです! 本当に使いたい。取りに行きます」

―いい先輩がいてよかったですねえ(笑)。しかし亜美さん、こうやってお話していると本当に根っからの音楽好きなのがわかります。

亜美「でも自分でやろうとは思わなかったんですけどね」

コウキ「一度、亜美さんの車にライヴ終わりに乗せてもらったことがあるんですけど、その時にかかってたセレクトがすごく良くて、グッときたんです。クイーンや、色んな音楽がかかっていて盛り上がりました(笑)」

 

―クイーン! 亜美さんはカントリーから始まり、どんな音楽を聴いてたんですか?

 

亜美「小中学校でカントリー&ウェスタンをずっと聴いてて、その反動で高校に入ったらハードロックになって、メタルとかハードコアに行きました。で、パンクロックに目覚めて。ユニコーンとか聴いたのは民生さんと会ってからです(笑)」

コウキ「会ってからなんですね」

亜美「TVKで伊藤政則さんがやってる番組(『ROCK CITY』)があって、すっごい観てたの! そごうで録ってたんだけど、何なら自分の好きなアーティストが出てる時とかそごうに行こうとか思ってたもん。それくらい好きだった。その流れでTVKを観てたらユニコーンが出てて、みんながバンダナの四隅を結んで被ってるくらいの時代だったのよ。で、この人たち面白いな、コミックバンドかなと思ってた(笑)。それがまさかねえ……」

コウキ「(笑)。相当変わってますね、音楽遍歴が」

亜美「そうかなあ」

コウキ「高校の時にメタルを聴いてたってことですよね」

亜美「ちょいちょいロカビリーとかも。友達が増えるごとに色んな音楽を知るでしょう? 『こういうの好きなんだよ』『そうなんだ、じゃあ聴いてみるね』『いいね』みたいな。その中にブランキー(ジェットシティ)とかも入ってきて」

コウキ「へえ。でも聴き方は同じ感じがして嬉しいですね」

(中編へ続く)

 

撮影 中野修也/photo  Shuya Nakano

文 桑原亮子/text  Ryoko Kuwahara

 

PUFFY

大貫亜美、吉村由美によるユニット。1996年、奥田民生プロデュースによるシングル“アジアの純真”でデビュー。
その後、“これが私の生きる道”“サーキットの娘”“渚にまつわるエトセトラ”など次々とヒットを連発。
アジア・北米など海外での音楽活動も積極的に行い、各国で人気を博している。

2004年11月からは、全米NO.1アニメチャンネルである「カートゥーン・ネットワーク」にて、 彼女たちを主人公にしたアニメ番組「ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ」がスタート。その初回放送が過去最高視聴率を記録し、110カ国以上で放送される。2006年には国土交通省よりビジットジャパンキャンペーン米国親善大使を任命されるなど、
日本のポップ・アイコンとして世界を舞台に活動中。10月10日の大阪・梅田CLUB QUATTROを皮切りに3年ぶりのライヴツアー“SWAG,SWAG,SWAG”が開催。詳細はHPにて。

http://www.puffy.jp/

 

 

OKAMOTO’S

OKAMOTO’Sオカモトショウ(Vo)、オカモトコウキ(G)、ハマ・オカモト(B)、オカモトレイジ(Dr)。2010年5月にアルバム『10’S』、11月に『オカモトズに夢中』、2011年9月に『欲望』を発売。2013年1月に4thアルバム『OKAMOTO’S』を発売し、7月には両A面シングル“JOY JOY JOY/告白”を、11月6日にニューシングル“SEXY BODY”をリリース。2014年1月15日に岸田繁(くるり)を迎えた5th アルバム『Let It V』を、8月27日にはRIP SLYME、奥田民生、黒猫チェルシー、
東京スカパラダイスオーケストラ、
ROY(THE BAWDIES)らとコラボを果たした5.5 thアルバム『VXV』を発売。5周年アニヴァーサリーツアー「OKAMOTO’S 5th Anniversary HAPPY! BIRTHDAY! PARTY! TOUR!」が9月21日の札幌PENNY LANE24からスタート。ツアーファイナルは10月25日、東京・日比谷音楽野外大音楽堂。

http://www.okamotos.net

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