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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.6 大貫亜美(PUFFY)×オカモトコウキ(中編)

―でも今、亜美さんはちょっと外に出ようというモードになってて。

亜美「うん、今まで出なすぎて。仕事で付き合うのも全員おじさんだったんで、その反動で今はもうこういう若い子に目がいきますね」

コウキ「その付き合い方を学びたい! 仕事で出ていく時の」

亜美「いつでも教えてあげるよ〜!」

―仲良しだ(笑)。さて、その外に出ていく一貫として、PUFFYは3年ぶりのツアーがあります。

亜美「由美ちゃんの産休があって、いろんなタイミングがあって今やることになりました。本当はもうちょっと早くできたら良かったんだけど」

―20周年までにカウントダウンもあって、また色々活発になったりしてるのかなと思いました。

亜美「そうですね、動きます。ワールドツアーも行けたらいいな」

コウキ「もうリハーサル始まりました?」

亜美「始まってるよ。最初が大阪で10月10日だからもうすぐだもん」

コウキ「リハに遊びに行ってこっそり様子を見たいですね」

亜美「うん、いいよ。皆すっごいから。特に澤さんの汗がすごい(笑)」

コウキ「PUFFYのサポートをやって、その後のPUFFYのライヴを観て、学んだことが沢山あるんですよ。最近、色んな編成でライヴをしていてたじゃないですか。例えばギターが2人いる時と1人の時。1人でもドラマーが違う時と、2人でドラマーが違うパターンもあって。自分が参加した曲をそれぞれのヴァージョンで観ると、とても面白かったんですよね。ドラムのタイム感の勉強になりました。それが今回の自分たちのツアーのリハーサルにすごく役立ったんですよ」

―他との比較ができたってことですね。

コウキ「そう。なかなかできることじゃないんで、経験できて良かったのと、PUFFYのライヴで初めて同期を使ったんですけど、OKAMOTO’Sも今回初めて同期を使う曲が1曲だけあって。ギターの音はあまり出しすぎると生音となじまなかったり、細かい話ですけど、サポートの時に微妙な調整をしてたのが役立ちました」

亜美「嬉しい。その後のライヴも結構観てくれてるもんね」

コウキ「モンバス(『MONSTER baSH』)やフェスで何回か観たり。ライヴハウスでのライヴもすごい面白かった」

亜美「今、鍵のかかった引き出しを開ける作業をしてますよ。閉めてたのにっていう(笑)」

コウキ「それをここからまたやるというのは素晴らしいじゃないですか」

―そうですね。今回のツアーはバンド感がありそうなイメージですがどうですか。

亜美「今回はきっとあると思う」

コウキ「自分で弾いた時はわかんないですけど、少ない編成で弾いた時もすげーかっこいいし。キーボードも今回はいないんですよね」

亜美「いないけど、ギターが2人で、ドラマーがいて、ベースもいるし。今、リハで鬼軍曹にしごかれてる……」

―鬼軍曹って?

亜美「木下(裕晴/ベース)さん……。すっごく物腰が柔らかくて、優しい言い方で、『うん、オッケー。じゃあもう1回』というのが何回も何回もあって……『ええ、まだやんのかあ!』って(笑)」

コウキ「やりそうですねえ」

亜美「『俺ねえ、練習大好きなんだ』って言ってました、笑顔で」

コウキ「スパルタなんですね、木下さん(笑)」

(後編へ続く)

撮影 中野修也/photo  Shuya Nakano

文・編集 桑原亮子/text & edit  Ryoko Kuwahara

 

PUFFY

大貫亜美、吉村由美によるユニット。1996年、奥田民生プロデュースによるシングル“アジアの純真”でデビュー。
その後、“これが私の生きる道”“サーキットの娘”“渚にまつわるエトセトラ”など次々とヒットを連発。
アジア・北米など海外での音楽活動も積極的に行い、各国で人気を博している。

2004年11月からは、全米NO.1アニメチャンネルである「カートゥーン・ネットワーク」にて、 彼女たちを主人公にしたアニメ番組「ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ」がスタート。その初回放送が過去最高視聴率を記録し、110カ国以上で放送される。2006年には国土交通省よりビジットジャパンキャンペーン米国親善大使を任命されるなど、
日本のポップ・アイコンとして世界を舞台に活動中。10月10日の大阪・梅田CLUB QUATTROを皮切りに3年ぶりのライヴツアー“SWAG,SWAG,SWAG”が開催。詳細はHPにて。

http://www.puffy.jp/

 

 

OKAMOTO’S

OKAMOTO’Sオカモトショウ(Vo)、オカモトコウキ(G)、ハマ・オカモト(B)、オカモトレイジ(Dr)。2010年5月にアルバム『10’S』、11月に『オカモトズに夢中』、2011年9月に『欲望』を発売。2013年1月に4thアルバム『OKAMOTO’S』を発売し、7月には両A面シングル“JOY JOY JOY/告白”を、11月6日にニューシングル“SEXY BODY”をリリース。2014年1月15日に岸田繁(くるり)を迎えた5th アルバム『Let It V』を、8月27日にはRIP SLYME、奥田民生、黒猫チェルシー、
東京スカパラダイスオーケストラ、
ROY(THE BAWDIES)らとコラボを果たした5.5 thアルバム『VXV』を発売。5周年アニヴァーサリーツアー「OKAMOTO’S 5th Anniversary HAPPY! BIRTHDAY! PARTY! TOUR!」が9月21日の札幌PENNY LANE24からスタート。ツアーファイナルは10月25日、東京・日比谷音楽野外大音楽堂。

http://www.okamotos.net

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