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グラミー賞ベスト・レコーディング・パッケージにノミネートされるなどアートでも注目を集めるParquet CourtsのA. Savageが日本初個展をBig Loveにて開催


ニューヨーク、ブルックリンのガレージ・ロックバンドParquet Courts(パーケイ・コーツ)のリード・ヴォーカリスト兼ギタリストAndrew Savage(アンドリュー・サヴェージ)は、2011年の結成以来、バンドすべてのアートワーク、マーチャンダイズのアートを手がけてきた。そのひとつ、2017年にラフ・トレード・レコーズから発表された最新作「Wide Awake!」はデヴィッド・ボウイ、リアーナなどの作品と共にグラミー賞ベスト・レコーディング・パッケージにノミネートされるなど、音楽のみならずそのアートでも高い注目を集めている。ミュージシャン、アーティストの二つの顔を持つ彼は、出身地テキサスの大学でペインティングを専攻し、バンド活動以外のアート作品においては「A. Savage」名義を用いている。来年にはNikeとのコラボレーションも控えるなど、ファッション・シーンからもマークされる存在だ。GW中に開催される日本初の今回のエキシビション「Golden Week Blues」ではカスタム・ペイントのジャケット展示の他、シルクスクリーンのポスターやTシャツなども販売。当日はアーティスト本人も在廊する。


作家ステイトメント


「とあるコーヒー・ショップに、世界各地で訪れている。そこのコーヒーはいつも美味いし、インテリアは味があるしスタッフはクールで魅力的だ。その質の高さは世界共通語になった。けれども少し気になったのは、そのコーヒー・ショップがどこにあろうとも、例えばニューヨーク、アムステルダム、メキシコ・シティ、メルボルンあるいは東京だとして、地理が影響を及ぼすことが殆どない事実だ。都会の生活が急速に均一化し、集合的に人々が世界的なアーバン・カルチャーの変化に随時ついていけるような情報伝達手段が取られるようになり、都市生活においては一定の同一性が見受けられるようになった。

我々は質を要求する。平凡な物を消費する時でさえ、それがアートでなければクラフトを求める。我々はカルチャーの中をくまなく熱狂的に探り出し、刺激を与えてくれると感じたものをシェアし、それをデジタル上の集合意識に注ぎ込めば、ある種の牧歌的なシチューとなり、その脅威のない統一性が我々をなだめる。新たな都会的理想主義に魅せられ、我々は混然一体となったことで結ばれている。Neo-Tokyo/Neo Yorkが僕なりの東京の捉え方だ、あくまでもNYCからの訪問者として。つまり僕の目は東京あるいはニューヨークではなく、国際的な都会性へ向けられている。しかし人生や生活の大半は各大都市によって様々な側面を持っているし、我々が重視し大切に守らねばならないのは、そのちょっとした欠片なのである。A. Savage」


「A. Savage – Golden Week Blues- 」

オープニング
5月3日(金)18:00-
開催期間
5月3日(金)18:00 – 5月19日(日)

開催場所
Big Love(〒1500001
東京都渋谷区神宮前2-31-3宝栄ビル3F)
www.bigloverecords.jp

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