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アルモドバル監督作『アイム・ソー・エキサイテッド!』のブランカ・スアレスインタビュー

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『オール・アバウト・マイマザー』でアカデミー外国語賞、『トーク・トゥ・ハー』ではアカデミー監督賞を受賞。『ボルベール〈帰郷〉』で主演女優6人全員にカンヌ国際映画祭の主演女優賞をもたらしたスペインの奇才ペドロ・アルモドバル監督。新作『アイム・ソー・エキサイテッド!』は、飛行機内で起こる奇想天外な出来事を描いた抱腹絶倒のコメディだ。本作で機内と地上とを結ぶ重要な役ルティを演じた注目の若手女優ブランカ・スアレスにインタビューをした。

—今回はこれまでの(ペドロ・)アルモドバル監督の作品と違って、笑いが止まりませんでした。作品を観たときの感想はいかがでしたか? ブランカ「シナリオを読む作業は面白いものなのですが、特にアルモドバル監督のはまるで小説のようなのでとても楽しいです。今回に関していえば、”最初にエコノミークラスの乗客がみんな寝ていて一斉にオナラをし出す”と書いてあったので一体何を考えてるんだこの人はって思いました(笑)」
—アルモドバル監督の作品に出演するのは『私が、生きる肌』に続き2作目となりますね。 ブランカ「ああいう天才と一緒に仕事をすることは光栄ですし、夢が一つ叶ったと思っています」
—どういうところが天才的なのですか?ブランカ「作品へのエネルギーですね。彼の物語は全て美しいですし、彼と一緒にだったらどんな役でもやっていたと思います。例え照明係でもいい(笑)」
—メインは機内での密室劇で、そこにブランカさん演じるルティが外(地上)の物語として入ってきます。そのバランスが絶妙だと思いました。 ブランカ「確かに話は基本的にビジネスクラスとCAの控え室だけで進んで行くので、だんだん息苦しくなって来ますよね。そこに、私(ルティ)が地上から現れることで観客もほっとして、もう一度、あの機内に戻っていく準備ができるんじゃないかと思います。ただ前作もですが、今回も撮影中は他の出演者と全然会うことがなかったのでなぜだろうと思いました(笑)」
—では、他のシーンについて監督から説明はあったんですか? ブランカ「基本的に地上の話と機内の話は別々な話と捉えられていて、たまたまリカルド役のギレルド・トレモが私の会話に返事をするために来てくれたんですけど、それ以外は何が行われているかの説明は一切ありませんでした」
—そういう中でのお芝居は難しかったのでは? ブランカ「ルティにとってリカルドが言っていること以外は必要ない情報なのでそこは大丈夫でした」

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