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TAIGEN(BO NINGEN)×Yusuke Kobayashi(THE NOVEMBERS) 自分の扉を開き、新たな道を拓くということ(中編)

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ーそういう感覚がわかりあえるの貴重な2組だから呼応するのも自然の流れだったわけですよね。最後にお互い1個ずつ訊きたいことがあればお願いします。

小林「訊きたいこと、結構あるなあ」

TAIGEN「先攻お願いしていいですか?」

小林「さっきホームって言葉が出たけど、ジャンルとかそういうことじゃなくて、TAIGENくんは日本出身だけど、活動のメインはロンドンだったりする、そういう意味での活動拠点的なホームというのはどこだとイメージしてる?」

TAIGEN「頻度的にはUKの方が回ったりしてるし、バンドとしてのホームはロンドンだけど出身地として日本ツアーで1年に1回か2回とか頻繁に帰って来られてる。だからロンドンでワンマンでやるときはホームなんだけど、日本でワンマンやるときもこれまたホームなんだよね。でも全然違うホームで、やるときの感覚も全然違う。日本出身だけど外国人の視点もあるし、個人的には故郷が二つある感じ」

小林「いやあ、そうだろうね」

TAIGEN「それは上手く使っていきたい。毎回、日本ツアーをするたびにいいところも悪いところもどんどん出てくるんだけど、もちろんイギリスにいてもそうで。だから僕はいいところは両方取って、悪いところも反面教師にしたいと思ってる。例えば日本のバンドだったら上手いけどプラスアルファが足りないし、ロンドンだったらプラスアルファしかなくて練習しないからリズム隊が全然駄目だとか色々ある。お客さんにしてもそうで、日本だとライヴを1ヶ月前から行くと決めて楽しむ特別なイベントだとしている人が多いけど、ロンドンは居酒屋に行くノリで行ける日常の延長。それはどちらも素晴らしいし、違うカルチャーで国も人間性も全然違うから当たり前のこと。故郷という意味でも僕は両方好きだし、両方嫌いなところもあるからその両方を混ぜようとしてる。結論としては両方故郷かなあ」

小林「それはたぶん特殊なんだろうね」

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