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蓮沼執太が手掛ける最新映像と音楽のインスタレーション『無焦点 unfocussed』

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2006年、アメリカのインディーズレーベルでデビューして以来、環境音や電子音を題材にした抽象音楽の制作をはじめとし、『蓮沼執太フィル|Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra』ではオヴァルや渋谷慶一郎、オオルタイチ、ジム・オルークと共演、さらには、自主企画の音楽祭『ミュージック・トゥデイ』では飴屋法水、小山田圭吾、高橋悠治、塩見允枝子(フルクサス)といったアーティストとの共演を果たしてきた音楽家・蓮沼執太が、2月6日より東京・恵比寿のNADiff Galleryにて、最新展『無焦点 unfocussed』を開催している。
作曲の手法を応用した映像、立体作品を発表し、コラボレート作品やワークショップなどにも積極的に取り組み多角的な活動を展開してきた蓮沼が今回挑むのは、旅先で訪れた場所で収集した映像や音楽を用いたインスタレーションだ。
ここには居ない誰かについて、過去や未来の時間軸を越えて考えることは、僕たちは当然のことになりました。不在の記憶を反復と持続でもって立ち上げます。
───────── 蓮沼執太 



「“不在”の存在を明滅させ、音楽と共に空間化させていく」という蓮沼の試みは、2014年よりニューヨークに活動の拠点を移す彼が日本に伝える今年最後の発表の場になる。
「形」にとらわれない柔軟な発想と活動によって繰り広げられる新たな蓮沼プロジェクトに注目したい。
なお、本展では、新刊のCD、作品集、LPいずれか2つをお買い上げの方に《NADiff オリジナル蓮沼執太CD》をプレゼントするキャンペーンを行うほか、関連イベントや新刊情報なども公式HPにて随時更新されていく。


蓮沼執太展『無焦点 unfocussed』
2014年2月6日(木)~3月30日(日)
会場:東京都 恵比寿 NADiff Gallery
時間:12:00~20:00
休廊日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日)
http://www.nadiff.com/home.html

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