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「パントマイムの神様」マルセル・マルソー、レジスタンス運動に身を投じた実体験を描いた『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』




「パントマイムの神様」と称され、エンターテイメント史に類稀なる足跡を刻むマルセル・マルソー。

そんな彼が第二次世界大戦中にレジスタンス運動に身を投じた実体験を描いた感動作『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』の予告篇が完成。
マイケル・ジャクソンの“ムーンウォーク”は彼のパフォーマンスからヒントを得たというエピソードはあまりにも有名である。第二次大戦中にナチと協力関係にあったフランス政権に立ち向かうべく、レジスタンス運動に身を投じていたこれまで語られてこなかった彼の実体験を明らかにしたのが本作。マルセルを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞🄬とゴールデン・グローブ賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグ。自身もユダヤ人で母親がプロの道化師だったという生い立ちを活かし、人間味豊かな魅力的な人物に変わっていく姿を生き生きと演じている。マルセルが恋心を抱くエマには、『ハリー・ポッター』シリーズのフラー・デラクール役のクレマンス・ポエジー。当時、“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉には、『ワルキューレ』のマティアス・シュヴァイクホファー。また4度アカデミー賞(R)にノミネートされた名優エド・ハリスが、アメリカ陸軍大尉ジョージ・S・パットン役で出演。監督はポーランド系ユダヤ人で、ベネズエラで最も著名な映画監督であり脚本家、ベストセラー作家でもあるジョナタン・ヤクボウィッツ。代表作『ベネズエラ・サバイバル』は『タイタニック』や『パッション』を抜いて、ベネズエラ史上NO.1のヒットを記録し、ロバート・デ・ニーロ出演の『ハンズ・オブ・ストーン』はカンヌ国際映画祭に出品され、喝采を浴びた。その確かな手腕で、負の歴史に隠された人間の命への讃歌を描き出した。



このたび解禁となった予告篇は、ジョージ・S・パットン(エド・ハリス)が、大勢の兵士たちに「驚くべき話」として耳に入れたエピソードを披露するシーンから始まる。“アメリカ軍の英雄”の心を動かしたエピソードの主人公こそがマルセル・マルソー(ジェシー・アイゼンバーグ)だ。
1938年、親をナチに殺されたユダヤ人孤児たち123人をフランス・ストラスブールで迎えるマルセル。自身もポーランド系ユダヤ人のマルセルは、「戦時中だからこそ子どもたちを笑わせたい」という思いから緊張に包まれた孤児たちをパントマイムで和ませる。しかし、世の中ではますますユダヤ人迫害が激化していた。“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉(マティアス・シュヴァイクホファー)が閉ざされた場所でユダヤ人やその協力者たちを拷問し、無慈悲に射殺していた。ナチに抵抗するために組んだ仲間の命を次々に奪われ、マルセルと共に行動してきたエマ(クレマンス・ポエジー)は「復讐してやる」とナチへの徹底抗戦を誓う。しかし、マルセルは諭すように語り掛ける。「武力じゃ敵わない。それよりも一人でも多く生かすべきだ」。そして、ユダヤ人孤児たちをフランスからスイスへと逃がそうと提案する。しかしそれはある意味、武力で抗う以上に困難な決断であった。幼い子供を引き連れての真冬のアルプス越えに加え、迫りくるバルビー率いるナチの追っ手たち。はたしてマルセルたちは無事にスイスにたどり着くことができるのか…。緊張が続く中、最後に危険な山越えを決意したマルセルの真意が明らかになる。それはいったい何なのか? マルセルが見つけた<希望の道しるべ>とは。実体験に基づくこの感動作の一端とマルセルの信念を窺い知ることができる。



『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』

8月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
https://resistance-movie.jp
監督・脚本・製作:ジョナタン・ヤクボウィッツ

出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クレマンス・ポエジー、マティアス・シュヴァイクホファー、フェリックス・モアティ、ゲーザ・ルーリグ、カール・マルコヴィクス、ヴィカ・ケレケシュ、ベラ・ラムジー、エド・ハリス、エドガー・ラミレス

2020年/アメリカ・イギリス・ドイツ/英語・ドイツ語/120分/カラー/スコープ/5.1ch

原題:RESISTANCE

レーティング:G

提供:⽊下グループ 配給:キノフィルムズ

©2019 Resistance Pictures Limited.

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