2025年8月22日、アーティスト・コムアイが国際環境NGO 350.org Japanと協働し、新曲「なんか地球がおかしい」を日英2バージョンでリリース。アマゾンでの出産を経て、ブラジルと日本を拠点に活動する彼女が届けるのは、気候危機をめぐる誰もが口ずさめるようなチャントだ。
音楽と社会運動。美や喜びを追求するものと、「No」を突きつけるもの。相容れないふたつを同時に抱え込む難しさを語るコムアイは、それでも「地球沸騰化」と呼ばれる今を前に歌わずにはいられなかった。キャッチーなサビ 「なんか地球がおかしい/地球じゃなくて人間じゃん」 は、未来への漠然とした不安を力に変えるための合言葉となる。
共同企画を担った350 Japanのジュニア・フィールド・オーガナイザー飯塚里沙は「猛暑や豪雨の現実に直面するなか、コムアイさんの音楽が人々をアクションへと導いてくれるはず」と語る。
公開されたMVは映像作家・マルルーンが監督。渋谷の街から始まり、やがてCGアニメーションの異世界へ。「炎天下、意識ぶっとび幽体離脱MV」と本人が形容するように、軽やかに深刻さを超えていく映像世界が広がる。
9月にはTikTokやYouTube Shortsで誰もが参加できるダンスチャレンジも始動予定。汗ばむ日々のなか「なぜこんなに暑いのだろう」と問いかけながら、みんなで歌い踊るとき、数十年後の未来の景色は少し変わるかもしれない。
「なんか地球がおかしい 」
KOM_I, 350 Japan
1.なんか地球がおかしい
2.It’s not the Earth, It’s Us
3.なんか地球がおかしい(Karaoke Mix)
4.It’s not the Earth, It’s Us (Karaoke Mix)
https://linkco.re/86VtcSfR
ボーカル、作詞作曲:KOM_I トラックメイカー:Gakuji Matsuda レコーディング、ミックスエンジニア:Hiroshi Iguchi
企画:350 Japan、チャント製作委員会 レーベル:Kyoton
ダンスチャレンジ
9月上旬には、『なんか地球がおかしい』のAメロ部分に合わせた、誰でも気軽に真似できる振付をInstagram、TikTok、YouTube Shortsで公開。下記のハッシュタグで、誰でもダンスチャレンジ動画が投稿できる。
ハッシュタグ:#なんか地球がおかしい #nankachikyu
国際環境NGO 350.org Japan
https://world.350.org/ja/
気候危機の解決を目指す国際環境NGOです。全ての生命・将来世代がより安全で公正で心豊かに生きられる社会を目指し、多様な人びとが参加し力を合わせることのできるムーブメントを構築している。
KOM_I / コムアイ(アーティスト・歌手)
@kom_i_jp
音楽、パフォーマンス、執筆。日本の郷土芸能や民俗学、インドの古典声楽に影響を受け、分野を横断して活動している。主な作品に、屋久島からイン スピレーションを得てオオルタイチと制作したアルバム『YAKUSHIMA TREASURE』や、奈良県明日香村の石舞台古墳でのパフォーマンス『石室古墳に巣ごもる夢』、東京都現代美術館でのクリスチャン・マークレーのグラフィック・スコア『No!』のソロパフォーマンスなど。水の循環をテーマしたアーティビズム・コレクティブ『HYPE FREE WATER』を 村田実莉と立ち上げる。NHK『雨の日』(主演)、Netflix『Followers』、映画『福田村事件』などに出演、俳優としても活動する。音楽ユニット・水曜日のカンパネラを2021年に脱退。アマゾンでの出産経験をもとにノンフィクション作品を出版予定。ブラジルのバイーア州と東京のニ拠点。
マルルーン(映像作家)
@malloonx
2003 年生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻在学中。主にミュー ジックビデオを手がける。これまでにいきものがかり、アイナ・ジ・エンド、ゆず、KANA̶BOON 等、多数のミュージッ クビデオを演出。2020年~2025年「映像作家100人」に選出。