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崖の上に浮かぶ、アンダルシアの白い村を巡る旅

スペインには古城や修道院を利用した「パラドール」という半官半民経営のホテル・チェーンがあり、このアルコスでもかつての王室代官の住まいを、調度品なども残したまま宿泊施設として運営している建物があり、今回の旅ではここへ滞在。断崖の上に建ったテラス・ルームからの眺めは素晴らしく、特に夜明け前と日暮れ後は、幻想的で雄大な景色を堪能できる。12月は日の出が8:30頃、日の入りが18:30頃なので、無理なくこの風情を味わうことができる。朝は鶏の鳴き声と教会の鐘の音で目覚めるのも、中世の街らしいひとときだ。なお、宿泊費は30ユーロを追加するだけでこのテラス付きの部屋に宿泊できるので絶対おすすめ。ホテルのフロント曰く「Best View!」。

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旧市街には大きな商業施設はない。こじんまりとしたバルやお土産屋が佇み、穏やかな時間が流れているためか街を散策すると人々はみな人懐っこく、目が合えば「Hola!」と気軽に声をかけてくる。そんな優しい人々とすれ違いながら、乾いた空の青さと石灰の壁のコントラストの中に迷い込むのが楽しい。

 

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