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女性にとって「日記」とは? 「更級日記」を12人の女性作家が独自に表現

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今日マチ子『センネン画報』 ©今日マチ子

『更級日記考―女性たちの、想像の部屋』が、千葉・市原湖畔美術館にて開催中。会期は、4月6日から7月15日まで。本展は、古典日記文学「更級日記」に着想を得た、女性アーティストのグループ展。


日本文学の古典として名高い「更級日記」は、今から1000年前の平安時代に13歳の少女、菅原孝標女が現在の市原市にあたる上総国で綴り始めた日記と言われている。現実世界の暮らしに一喜一憂しながらも、少女時代の物語世界への夢を抱き続けた、ひとりの女性の約40年の世界観は、現代に生きる女性からも多くの共感を呼んでいる。

本展では、「日記的表現」を出発点に、アートにとどまらず、デザイン、マンガ、お笑い、ダンスなど、多種多様な世界で活躍する女性たち12組の表現を紹介する。参加作家は、碓井ゆい、UMMMI.、大矢真梨子、今日マチ子、荒神明香(目)、鴻池朋子、五所純子、小林エリカ、高田安規子・政子、光浦靖子、矢内原美邦(Nibroll)、渡邉良重(KIGI)。

手書きの日記からインスタレーションに映像作品、刺繍や手芸、写真など、それぞれの想像の部屋を覗き込むような展覧会をたのしみたい。


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小林エリカ『Your Dear Kitty, 2 Diaries』 ©Erika Kobayashi Courtesy of Yutaka Kikutake Gallery



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五所純子『ツンベルギアの揮発する夜』


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『更級日記考―女性たちの、想像の部屋』
2019年4月6日(土)~7月15日(月・祝)
会場:千葉県 市原湖畔美術館
時間:平日10:00~17:00、土曜、休前日9:30~19:00、日曜、祝日9:30~18:00(入館は閉館の30分前まで)

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