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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.3 津野米咲(赤い公園) × ハマ・オカモト 後編

—既成概念に捉われてないから。

ハマ「そうそう。ギターもアウトローな感じがあるし」

津野「その負担が全部ボーカルにいってる。『めっちゃ歌いづれえ』って(笑)」

ハマ「だから、ちーちゃんは手をあんなユラユラさせて歌ってるんだろうね(笑)。ちゃんと歌えているのもすごいと思う」

津野「楽器がスタンダードに鳴る、プレイヤーの技術がモロに出るような名曲をいつか作りたい。私たちはベースとドラムが噛み合ってるアレンジがそもそもわかってないから、そういう曲を作れなくて。だから、きっとお客さんも演奏のうまい、へたの正解がわからないままだと思う。だから、今年はバンドの目標として、基本に立ち返ってしっかりした演奏力を身につけようと思っていて」

ハマ「演奏の基礎体力が上がったらもっといろいろできるだろうしね」

津野「私もOKAMOTO’Sみたいにメンバーと『ここはこうだよね』って音楽の話がしたいし。ただ、いままではひとりで全部のジャッジに責任を持たなきゃいけなかったんだけど、3月にリリースされる“絶対的な関係”も含めて、亀田さんがプロデューサーに入ってくれたことでようやくレコーディングのときに音のことを話せて。でも、思った以上に亀田さんは感覚が命の人で、そこで学んだことも大きかった。頭が固いとよくないなって」

ハマ「こうやって話していて思うのは、パートも違うし、僕は曲を作らないし、制作において担っている容量も違うけど、バンドを見る目線は似てるなって。僕らはリーダーがいない中で、今、米咲ちゃんが言ったようなことをいちばん思ってるというか。ちょっと嫌われないといけない局面もあって。メンバーにホントは言いたくないけど、言わなきゃいけないことがあったり」

津野「わかる。まさに活動休止(赤い公園は津野の体調不良により2012年10月から2013年3月1日まで活動休止していた)する直前はそれがつらくて。思い出すだけでつらいんだけど(苦笑)、誰かが言わないといけないことを全部自分で背負ってしまっていて。でも、なんでそれを言いたいか突き詰めると、結局自分のためでもあるから」

ハマ「そうなんだよね。あと、僕が思うのは、知ってるがゆえに言いにくいこともある。もし赤の他人だったらもっと言えてるのになと思うところもある。これ言ったら絶対ヘコむな、傷つくなっていうことも言わなきゃいけないときもあるから。そこでよくしようと思って言ってることが伝わらないとバンドは続かないと思うし。そう思えるようになってから吹っ切れたんだけど。各々感じ方は違うだろうし、遊びでやってるわけじゃないから、そこはあえて仕事という言い方をしたほうがいいときもあるんだなって思った」

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