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多くの天才、奇才を惹きつけてやまないWarpaintの魅力に迫る(後編)


ジェニー「うん(笑)、バンドをやっていく上で常につきまとってるものだし、バンド内でも定期的に昔の話が話題に出ることがあるしね。だから、10周年を振り返るよりも、とりあえずこれまでやってきたことは忘れて、今、ここに自分達がいることに集中するのが、もしかして一番正しい10周年の祝い方なのかもしれない」

エミリー「思い出について振り返るよりもね」

ジェニー「今こうしてお互いに一緒にいることだけを実感していきたい」

エミリー「うん、今しかない時間を感じたい」

―今回のアルバムにはフラッド(PJハーヴェイ、ニック・ケイヴetc)やナイジェル・ゴドリッチ(レディオヘッドetc)など名立たるプロデューサーが制作に参加していますが、ウォーペイントの10年間を振り返るとき、そうした出会いにもすごく恵まれてきたところがあるように思います。自分たちの何がそういう縁を呼び寄せてきたんだと思いますか?

ジェニー「みんな私たちの魔法にかけたのよ(笑)」

エミリー「そうそう(笑)」

ジェニー「そういうことにしておいて(笑)。おまじないの力でね(笑)。本当に魔法をかけられるかもよ?」

エミリー「それか呪いのデモを送りつけたのかもよ(笑)?」

ジェニー「それ、却下(笑)」

エミリー「でも、本当に何が理由なんだろうね?」

ジェニー「みんな私達に会いたいって言ってくれるから。今言った人達みんな、私達のやってる音楽を支持してくれてるからだよ」

エミリー「それもあるけど、それにしても出会いに恵まれてたよね。フラッドとはレコーディングをプロデュースしてもらう前からやりとりしてたしね。すごく乗り気で話を聞いてくれて、そのときはまだ全員女子だけのバンドをプロデュースしたことがなかったから、それで興味があったみたいで、しかも私達のやってることをすごく面白がってくれて、私達のキャラも気に入ってくれたみたいだし、お互いに意気投合したんだよね」

ジェニー「すごく自然体でいられたよね」

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