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多くの天才、奇才を惹きつけてやまないWarpaintの魅力に迫る(中編)

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記録的な大雪に見舞われた翌日の2月15/16日、新木場STUDIO COASTで開催されたHostess Club Weekenderに出演のため来日したLAのガールズ・バンド、ウォーペイント。前日に結成10周年を迎えたばかりという彼女たちだが、ご覧のとおり、そのキャラクターは4人とも見事に個性的だ。表情やたたずまい、ファッション、そして音楽の趣味もそれぞれ。けれど、そんな4人が楽器をとり、一緒に演奏を始めると、そこに強烈なグルーヴが生まれる。そして4人全員がヴォーカルを歌い、美しいハーモニーを奏でる。先頃リリースされたセカンド・アルバム『ウォーペイント』は、各自が曲作りに関わり、今のメンバーになって初めて制作されたという、セルフ・タイトルにふさわしい彼女たちの個性が凝縮された作品だ。ちなみに、アルバムの制作風景を映像作家のクリス・カニンガムが撮影したティーザー映像&“Love Is to Die”のMVも必見。そのクリスの妻でもあるベースのジェニーと、ギターのエミリーに話を聞いた。

(前編から続き)

―ちなみに、ふたりが「セクシーな音楽」から連想するアーティストだったりレコードって何になりますか?

エミリー「最初に思い浮かぶのはトリップ・ホップかな……10代の頃なんかはとくにそうだったかも。トリップ・ホップとかエイフェックス・ツインなんかのエレクトロニック・ミュージックがすごくセクシーに思えて……ちょっとダークなんだけど熱いっていうか、必ずしも泣けるとか悲しいとかそういうんじゃないけど、すごく官能的な気持ちになるというか」

―ジェニーは?

ジェニー「そうだなあ……やっぱりオールド・スクールのR&Bとかになるのかな。スモーキー・ロビンソンとか、アル・グリーンとか、モータウンとかまさにそう。R&Bの原点っていう音楽だよね。あとはドナ・サマーとか、シックのバーナード・エドワーズとかナイル・ロジャースとか」

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