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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.8 Maa × オカモトレイジ

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——Maaさんも音楽好きですが、料理をしながら音楽を聴くことはありますか?

 Maa「下積み時代はシェフが厳しかったからなかなか聴けなかったけど、朝早い仕込みの時なんかはこっそりラジオで聴いてました。音楽がかかってる方が楽しくできるから、仕事も早く進むんです。家で料理をする時は、音楽は必ず聴いてます。気分に合わせてというか、音楽も料理で選んでる。みんなで集まるパーティーみたいな時はノリノリの音楽だったり、ビスケットとか可愛いお菓子を作ってる時はゆったりとした音楽だったり……。レイジさんも料理するんですよね。インスタに料理の写真をアップしてるの見ましたよ」

レイジ「グツグツしてるやつですね。シチューとカレーと麻婆豆腐に凝ってた時期があって。まぁ、その三つしか作ってないんですけど(笑)。麻婆豆腐は父親から教わったけど、あとは完全に独学。だいぶ上手にできるようになって、今では麻婆豆腐は自分で作るのが一番旨い。外で食べても負けてないんですよ」

 Maa「わー、食べてみたい!」

レイジ「レシピが特別な訳じゃなくて、ちゃんとした素材で作ってるだけ。甜麺醤とコチジャン、豆板醤に、貝柱の粉末と乾燥させた小エビを入れて、魚介のエキスがきいてる感じ。外で食べていても、“これイイ線いってるけど小エビ入れたらもっと旨いのに。でも入れたらバーンと値段が上がっちゃうんだろうな”って、予想するようになりました(笑)」

——そもそも料理に興味を持ったのは何故でしょう?

レイジ「料理を作るようになったのは一人暮らしを始めてからです。ふとした時に、“シチューって何で白いんだ?”、“カレーって何の味なんだ?”と思ったことがあって」

Maa「そうやって疑問を持つのって、料理人に向いてます!」

レイジ「シチューが何で白いのか調べたら、結局小麦粉を入れてるからだってわかった。でも実際に作ってみると、小麦粉を入れる前から結構白い。それはタマネギを炒めたりしている内にいろいろエキスが出るからなんだなって気づいたり。カレーにしても、結局生姜の味が強いんだとわかると満足するし、楽しいですね」

 Maa「ちょっと似てるかも。私も “コレどうやって作ってるんだろう?”“何が入ってるんだろう?”って気になると、原材料の表記にあるものを全部集めて作ったりしてる」

レイジ「俺もポカリスエットを作ったことがありますよ。グレープフルーツと水と砂糖と塩を入れて。けっこうイケますよね」

 Maa「うんうん、好きなものの味を作り上げていくのってすごく楽しい。よく人に“へー、そんなことするんだ”って驚かれるけど、ここにもいた。初めて自分と同じ感覚の人と会ったかも(笑)」

レイジ「“どうやるんだろう、ちょっとやってみよう”っていう感覚が好きで、料理に限らず、Tシャツを作ったり、雑誌作ってみたり。自分でいざやってみると、“うわー、この印刷スゴイお金かかってそう”と思ったり、違う視点から見られるようになる。音楽でいうと、DJやってみたらレコードをただ聴くだけじゃなくて“この一曲はDJで使えるな”だったり、“サンプリングで使えるな”と、どんどん細かく見ることが出来るようになるんですよね」

Maa「自分では作れないと思い込んでるものに、いろいろ挑戦してみるのってすごいなって思います。私は追求するものが料理だけなんですけど」

レイジ「性格的に作れないと思うものがないというか(笑)。子どもの頃からそういう部分があって、シャンプーとリンスを混ぜたらどうなるんだろうと思って、一緒に泡立てては科学者になった気分になったりしていました(笑)。親に無駄遣いは止めなさいとよく言われたけれど、何でもかんでもそうやって試すのが好きだったんですよね。料理もそのひとつ。やっぱり実際に自分でやるとさらに楽しくなる。それで儲けようと考えたりどうこうしようというのではなくて、やることに価値があるって思うんです」

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