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『ピンクとグレー』菅田将暉インタビュー

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2015年は彼にとって爆発的な飛躍の年となった。演技力に磨きがかかり、映画、テレビドラマ、そしてCMなど、あらゆる活躍の場において才能を遺憾なく発揮。今やその姿を見ない日がないほどお茶の間にも浸透した彼は、若手実力派として、2016年もますます目の離せない存在となることは間違いない。

そんな菅田の新春最初の出演作となる映画が『ピンクとグレー』だ。原作は加藤シゲアキの小説デビュー作。そのクオリティの高さと衝撃度をそのままに、名匠・行定勲監督が驚きの“仕掛け”を擁して描き出したこの本作は、脚光を浴びる若手スターの死をめぐるミステリーであり、男女3人の青春群像であり、また照り返す光のように観る者の心の中の“ピンク”と“グレー”をあぶり出す問題作でもある。

中島裕翔、夏帆と共に映画の主軸を担う菅田は、いかにして本作に挑んだのか。役づくりの過程、舞台裏のエピソード、そして気になる2016年の展望や豊富など、果敢に進化を続ける逸材・菅田将暉の本音にググッと迫ってみた。

 

「スクリーンいっぱいに暴れてみせる」

———映画『ピンクとグレー』とても面白く拝見しました。まず真っ先にお聞きしたいのがファースト・インプレッションです。中盤に大きな“仕掛け”を内包した本作、菅田さんは最初に脚本を目にした時、率直にどう感じられました?

菅田「そうですね、ものすごく面白いことを狙っていることは瞬時に理解できました。でもその反面、これは難しいぞ、と思いました。文字として成り立っていても、これを役者たちだけで成立させるのはかなり大変だろうなと」

———実際の完成した作品を観て、いかがでした?

菅田「とても分かりやすくなっていたので、すごく安心しました。純粋に楽しめるエンターテインメントな部分と、その澄み切った世界観を濁すように彩られたアンダーグラウンドな部分がきちんと共存している。さすが行定(勲)監督だなと思いました」

———今回の『ピンクとグレー』で菅田さんが演じるのは、俳優を目指す一人の青年役。親友の死を経て、さらに中盤以降には驚きの展開が待っている。まさに菅田さんにしか演じることのできない一筋縄ではいかない役どころですね。 

菅田「脚本を読んで、これはもう、好きなように暴れてくれっていうことなんだなと(笑)。いわゆる行定監督からの愛のムチですよね。『スクリーンいっぱいにとことん暴れてやろう』と心に決めました」

———役作りはどのように?

菅田「最初のミーティングの時から行定監督と『こういうヤツいたら嫌だよね』とか雑談を重ねながら少しずつ輪郭を固めていきました。普段の私服のセンスや、佇まいとかも含めて、何か独特の“いやらしさ”を持っていて、それでいて世渡り上手。目指したのはそんなキャラクターです」

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