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藤代冥砂「新月譚 ヒーリング放浪記」#37 アロマテラピー

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 ちょっと話が逸れてしまったが、要は、香りを遊び、ヒーリングとして楽しむのは、結構素敵です、と言いたかったのだ。
 で、道具などについて言うなら、エッセンシャルオイルは水には当然溶けないが、水や湯に浮かべて熱すれば、揮発して空気中に広がる。つまりオイルの香りを楽しむには、温める何かが必要になる。そのための主なものとして、前述のオイルウォーマーや、ロウソクの代わりに電球の熱で温めるアロマライト、霧状にして拡散するディフューザー、のいずれかが必要になる。自分はオイルウォーマーを使っている。ロウソクの炎が見た目にも好きだからだ。安全性ならアロマライトだろうし、拡散させたければディフューザーだろう。浴槽に数滴垂らしてから入浴するのも皮膚から直接体に浸透するので効果的だし、浴室に広がった香りの中での半身浴などは、一日の終わりを豊かに癒してくれる。
 他にも、お香やアロマキャンドルなども扱いやすいし、旅先にも持参しやすい。自分がよく使っているのは、ホワイトセージの入ったスプレータイプのもので、ホテルの部屋などで夜をゆったり過ごす時などではお清めとして重宝している。
 エッセンシャルオイルはたくさんの種類があるので、時間が許すならば、専門店の店頭で実際にテストするのがいいと思う。
 リラクゼーションとして使うなら、単純に好きな香りを選べばいいし、薬効を期待するとしても、まず好きな香りでなければ途中で使いづらくなるので、まずは好みの香りをいくつか持つといいだろう。
 たくさんの種類はあるが、ハーブ系、樹木系、スパイス系、樹脂系、エキゾチック系、フローラル系、柑橘系の主に7つに分類される。これら7つから一つずつ選んでおくのもいいし、好きな種類をとことんまで追求するのもいいだろう。
 また相性の良い種類の中からブレンドしたりして、自分好みのオリジナルを作るのも楽しい。



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