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text by Ryoko Kuwahara
photo edit by Ryoko Kuwahara
photo by Riku Ikeya

OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.18 Lemon Twigs × オカモトショウ

photo : Riku Ikeya | edit : Ryoko Kuwahara

photo : Riku Ikeya | edit : Ryoko Kuwahara




ショウ「バンドとしての目標はある? もっとロックの方に進みたい、もしくはもっと歌ものっぽいものをやりたいとか」


ブライアン「ステージでは、もっとロックになりたいな。あと、次のレコードを今からレコーディングするんだけど、それももっとロックっぽくなると思う。曲を書いているうちに、そういう変化って自然と起こってくるんだよね。二人ともメローなものを書くんだけど、マイケルがロックンロールにハマりだしてさ(笑)」


マイケル「前から好きだったよ」


ブライアン「でも自分がロックンロールを演奏できるってことに今気がついたんだ」


マイケル「そうだね。前はドラムを演奏していたし、カバーバンドではドラムだけを叩いていたんだ。自分の空間の中で前に出て演奏するということを探求したことはこれまでなかったんだ。ショーマンシップとかそういうものをね。でも、今Lemon Twigsではギターも演奏するようになった」


ブライアン「以前まで、僕は最高のフロントマンだと思ってたんだ。マイケルが前に出てくるまではね(笑)。自分の動きってカッコいいと思ってたんだけど、マイケルが自分のスタイルを取り入れ始めてから、”マジかよ!”ってなった(笑)。それは大袈裟だけど、マイケルはすごく向いてると思う」


マイケル「自分にできるなんて知らなかったんだ。でも今は、これからもっと楽しめるようになる気がしてる。テンポも変わるし、これからロック・ソングをもっとプレイしていこうとしてるし、そういう音楽が好きだしね。ただユニークなことをやるだけじゃなくて、その音がどうやって生まれたかを理解できている音楽をやりたい。自分が何をやっているのかを把握しておきたいな。だから次のレコードは、もっとパワーポップっぽかったりミュージカルっぽい曲が増えるんじゃないかな」


ブライアン「僕はそれに関してはわからないけど、言えることとしては次のアルバムはコンセプト・アルバムになる予定なんだよ」
ショウ「僕たちもコンセプト・アルバムを作ったばかりなんだ。2年前、アルバムを作り始めた時にお酒をやめたんだけど、そのせいですごくイライラしてさ(笑)。その怒りや悲しみ、そういった感情を作品にした。だから、主人公は僕自身。酔っぱらって、鍵、携帯、財布をなくす。何も持たないまま目が覚めて、彼は、見えない、聴こえない、話せない、に似た感情を抱くんだ」


ブライアン「クールだね」


ショウ「作っていて楽しかったよ」


ブライアン「”そして、またいつもの日常が始まる”みたいなエンディング?(笑)」


ショウ「まさしく」


マイケル「タイトルは?」


ショウ「”オペラ”」


マイケル「なるほど!」


ブライアン「僕らのアルバムのタイトルは”モンキー”になるだろうな(笑)」


マイケル「そうそう。次回作はひょうきんな作品になる。森の中で人間に発見された猿の話なんだ」


ブライアン「母親はロック・ミュージシャンで、父親はサファリ探検家とかそんな感じ。それは今から決めるけど。その二人は子供をもてなかったから、その猿を自分たちの子供として育てる」


マイケル「 で、彼らはその猿を学校に通わせるんだけど……おっと、ちょっと話しすぎたな(笑)。その学校の子供達は、彼が猿だと気づいていない」


ブライアン「でも、彼の何かがおかしいことはわかってるんだ。彼は人間界出身じゃないからそこでの生活はすごく大変なんだよ」


ショウ「面白そう。レコーディングはもう始まってる?」


マイケル「歌詞以外の曲はほぼ全部できあがっているんだけど、レコーディングはまだ。”クイーン・オブ・マイ・スクール”はそのレコードに収録されるよ。曲を書いている時、僕はまだ高校生だったから、全ての曲が学校に関係しているんだ」


ショウ「すごく面白そうだね。今日は話せて嬉しかった。ありがとう!」


ブライアン&マイケル「こちらこそ、ありがとう!」




photo Riku Ikeya
interview & edit Ryoko Kuwahara



dohollywood_jacket
Lemon Twigs
『Do Hollywood』
発売中
(4AD/BEAT RECORDS)
国内仕様盤CD / 帯・ライナー・歌詞対訳付き


tower records: http://tower.jp/item/4449798/
amazon: http://amzn.to/2klaywQ
beatkart: http://shop.beatink.com/shopdetail/000000002145
hmv: http://bit.ly/2lpq9Zh
iTunes Store: http://apple.co/2lKk0Xp
Apple Music: http://apple.co/2lK5DCs


TRACKING LIST
01. I Wanna Prove To You
02. Those Days Is Comin’ Soon
03. Haroomata
04. Baby, Baby
05. These Words
06. As Long As We’ re Together
07. How Lucky Am I?
08. Hi+Lo
09. Frank
10. A Great Snake


live_jacket
OKAMOTO’S
『LIVE』
5月31日発売
(Ariora)



1.青い天国 (Live at 千葉LOOK 2016.6.3)
2.JOY JOY JOY (Live at 千葉LOOK 2016.6.3)
3.Lagoon (Live at 宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-2 2016.7.30) 4.ハーフムーン (Live at 日比谷野外大音楽堂 2017.10.29) 5.Dance With You (Live at 日比谷野外大音楽堂 2017.10.29) 6.ROCKY
※メンバーによるオーディオコメンタリーも収録!
M1:青い天国
M2:JOY JOY JOY M3:HEADHUNT M4:BROTHER M5:うまくやれ
M6:Lagoon
M7: Burning Love M8:ラブソング
M9:Sing A Song Together M10:エキストラ
M11:ハーフムーン M12:なんかホーリー M13:Beek M14:まじないの唄 M15:SEXY BODY M16:Beautiful Days En.1:ROCKY En.2:Dance With You
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XPK2MNH
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&cd=BVCL000000803
http://tower.jp/item/4473369/LIVE-%5bCD%EF%BC%8BBlu-ray-Disc%5d
http://www.hmv.co.jp/artist_OKAMOTO-S_000000000416750/item_LIVE-Blu-ray_7758506
https://itunes.apple.com/jp/album/live-1/id1228046038




Lemon Twigs
ブライアン・ダダリオ(G,Key,Vo,Ds,Strings、Horn)、マイケル・ダダリ(G,Key,Vo,Ds)。
NYロングアイランド出身の若干19歳のブライアンと17歳のマイケルによる兄弟デュオ、ザ・レモン・ツイッグス。音楽一家に生まれ物心つく頃には身の周りにあった楽器の演奏をマスターし、一緒に曲を書き披露していたという2人が、10代にして早くもデビュー。2016年11月にイギリスの老舗レーベル〈4AD〉よりデビュー・アルバム『ドゥ・ハリウッド』をリリース。アリエル・ピンク・ミーツ・レノン=マッカートニーとも言われ、2016年のベストアルバムに選ばれる等話題の作品となっている。フジロック・フェスティバル2017への出演も決定。


Born into a musical family, Brian and Michael grew up on The Beach Boys and The Beatles, whose albums and films played constantly in their house. As toddlers, they were already harmonizing on ‘I Want to Hold Your Hand’, and soon they were playing drums and mastering whatever instruments they could get their hands on. Ask about their childhood dreams and they’ll tell you that they never aspired to do anything but make music together.
Their new album“Do Hollywood”was that substance that caught the attention of the iconic 4AD label and has already earned the band dates with other critical darlings like Foxygen and Car Seat Headrest. With high profile tours and their label debut on the horizon, it’s only a matter of time until the rest of the world discovers Long Island’s next great cultural contribution. Get ready to Do Hollywood. It’s time to meet The Lemon Twigs.
http://thelemontwigs.com/



OKAMOTO’S
オカモトショウ(Vo)、オカモトコウキ(G)、ハマ・オカモト(B)、オカモトレイジ(Dr)。2010年5月にアルバム 『10’S』、11月に『オカモトズに夢中』、2011年9月に『欲望』を発売。2013年1月に4thアルバム『OKAMOTO’S』を発売し、7月に は両A面シングル“JOY JOY JOY/告白”を、11月6日にニューシングル“SEXY BODY”をリリース。2014年1月15日に岸田繁(くるり)を迎えた5th アルバム『Let It V』を、8月27日にはRIP SLYME、奥田民生、黒猫チェルシー、東京スカパラダイスオーケストラ、ROY(THE BAWDIES)らとコラボを果たした5.5 thアルバム『VXV』を発売。2015年9月30日、6thアルバム『OPERA』をリリース。2016年6月1日にNetflixドラマ「火花」の主題歌「BROTHER」を表題曲にしたシングルをリリース。10月29日、東京・日比谷野外大音楽堂公演にてキャリア初の47都道府県ツアーファイナルを敢行。同ツアーからの厳選音源と、ツアー中に書き下ろした新曲「ROCKY」を収録し、ツアーファイナルの映像を全曲収録したBlu-ray付きライヴアルバム『LIVE』を2017年5月31日にリリース予定。
http://www.okamotos.net

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