POST ARCHIVE FACTION (PAF) は、第108回Pitti Uomoのゲストデザイナーとして、イタリア・フィレンツェにて2026年春夏コレクションを発表。
“Drifters”をテーマに掲げた本コレクションは、⽬的地にとらわれず、リズムに導かれるような穏やかな動きを表現。潮の流れが海岸線を形作るように、モデルたちは定まった⽅向にとらわれることなく、ランウェイを漂うように歩む。POST ARCHIVE FACTION(PAF)は、この流れに⾝を委ねながら、静かでゆるやかな歩みを進めていく。
POST ARCHIVE FACTION(PAF)
2018年にドンジュン・リムとスキョ・ジョンによってソウルで設立されたファッションブランド。既存のデザインの枠組みを超えた新たな創造性を追求するため、衣服やオブジェクトを解体し、再構築することで新たな構造的フォーミュラを生み出している。このアプローチを通じて、PAFはアバンギャルドなスポーツウェアと未来的なアウターウェアを融合させた独自のスタイルを確立してきた。
2021年にはLVMH プライズのファイナリストにノミネートされ、2021年から3年連続でHypebeast 100に選出されるなど、ファッション業界で注目を集めている。
2022年にはOff-Whiteのショー「EQUIPMENT」や、Virgil Ablohが手がけたブルックリン美術館で開催された「Figures of Speech」展のオフィシャルグッズでのコラボレーションを発表。近年では、District VisionやOnとのコラボレーションが話題を集めた。
DONGJOON LIM、 Creative Director
弘益大学でインダストリアルデザインを学び、ファッションブランドやIT企業でUXデザイナーとしてキャリアをスタートした後、ファッションに興味を持ち始め、独学でメンズウェアのデザイナーとしての道を歩み始める。2018年にはPAFを立ち上げ、先人たちが作り上げた洋服の歴史を元に、更に新しい洋服の構造を創り出し、新たな洋服の歴史を紡ぐことを追求すべく挑戦を続けている。コレクションは「バージョン」として毎シーズン発表され、年々進化していくことをコンセプトとしている。