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【試写会ご招待】天使のように美しい17歳のカルリートスはなぜ〈悪〉として地上に舞い降りたのか──?アルゼンチンでは知らない者のない堕天使を描いた『永遠に僕のもの』




2018年、アルゼンチンでNO.1のスーパーヒットを記録した衝撃の実話。映画『永遠に僕のもの』8月16日(金)全国ロードショー。『オール・アバウト・マイ・マザー』のペドロ・アルモドバル製作。アルゼンチンの新たなる才能たちが目の眩むほどの熱量で放つ興奮と陶酔のクライム青春ムービー。


1971年、重大事件で逮捕された少年に世界は魅了され欲情した──。天使のように美しい17歳のカルリートスは、なぜ、〈悪〉として地上に舞い降りたのか──?


ブロンドの巻き毛に、吸い込まれるような大きな瞳、艶やかに濡れた柔らかな唇、磁器のように滑らかな白い肌。神様が愛をこめて創ったとしか思えない美しすぎるヴィジュアルに、悪魔も逃げ出す傲慢な魂をたたえた、17歳の少年、カルリートス。彼は欲しい物は何でも手に入れ、目障りな者は誰でも殺す。息をするようにナチュラルに、ダンスを踊るようにエレガントに。やがて転校先で出会った、荒々しい魅力を放つラモンと強く惹かれ合ったカルリートスは、二人でチームを組み、新しい遊びに熱狂するように犯罪に手を染めていく。だが、楽しくも狂った日々は、思わぬ形で終わりを遂げようとしていた──。


1971年、ブエノスアイレスで殺人と強盗の罪で逮捕され、その天使のような顔立ちで世界を魅了した少年がいた。アルゼンチンでは知らない者のない彼をモデルに、衝撃の実話を官能的なエンターテイメントに仕上げたプロデューサーは、アカデミー賞®外国語映画賞を受賞した『オール・アバウト・マイ・マザー』で自身もカンヌ国際映画祭監督賞を、『トーク・トゥ・ハー』でアカデミー賞®脚本賞を受賞したペドロ・アルモドバルと、その弟のアグスティン・アルモドバル。そして、本国アルゼンチンで記録的ヒットとなった『人生スイッチ』のハビエル・ブリア。
オリジナリティに輝くフィルモグラフィを映画史に残し、世界中に信奉者が溢れる巨匠アルモドバルが、自身の美意識を引き継ぐ者として本作の監督に選んだのが、エッジーな映像センスが高く評価され、世界各国の映画祭で様々な賞を受賞してきたアルゼンチンのルイス・オルテガ監督。
カルリートスを演じるのは、本作が映画デビュー作にして、スクリーンから驚異のオーラを放つロレンソ・フェロ。実在の人物の“マリリン・モンローのような”人を発情させるほどの美貌を体現した。さらに、唯一無二の存在ゆえの孤独と、堕ちることの悦びを強烈かつポップに演じきり、ハバナ映画祭主演男優賞を始め海外の映画祭で数々の賞を獲得。カルリートスと友情以上の情熱を魂で交わし合うラモンには、カルリートスとは正反対のワイルドな眼差しで観る者の心を貫くチノ・タリン。カルリートスの母親には、『オール・アバウト・マイ・マザー』のセシリア・ロスが扮し、奥深い演技で作品の格を上げた。
破滅への逃避行の中、カルリートスが一度だけ流した大粒の涙の意味とは──? ボブ・ディランやアニマルズも愛した名曲「朝日のあたる家」の不穏で切ないメロディに乗せて、観る者の心を興奮と陶酔で昇天させるクライム青春ムービーだ。











『永遠に僕のもの』一般試写会
【日時】8月7日(水)18:30開場/19:00開映
【場所】GAGA試写室(〒107-0062 東京都港区南青山2-22-18 TYビル)
【組数】10組20名

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後日当選された方にはいただいたメールアドレス宛にNeoL編集部よりご連絡させていただきます。


【注意事項】
※受付時間やイベントの詳細はご当選者へのみお知らせいたします。
※当選者ご本人を含む2名様のご招待となります。
※満員の際は消防法によりご入場をお断りいたします。予めご了承ください。
※開演後のご入場は堅くお断りいたします。
※場内での録音・録音機器の使用を固く禁止致します。






『永遠に僕のもの』
8月16日(金)渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー
公式サイト:https://gaga.ne.jp/eiennibokunomono


監督:ルイス・オルデガ
プロデュース:ペドロ・アルモドバル、アグスティン・アルモドバル、ハビエル・ブリア『人生スイッチ』
出演:ロレンソ・フェロ、チノダリン、ダニエル・ファネゴ、セシリア・ロス『オール・アバウト・マイ・マザー』
配給:ギャガ 宣伝:スキップ、フラッグ
©2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO
原題:EL ANGEL/ 2018年/アルゼンチン、スペイン/カラー/ビスタ/5.1ch/115分/字幕翻訳:原田りえ/映倫:R15


■STORY
「みんなどうかしてる。もっと自由に生きられるのに」そうつぶやきながら、鍵の開いた窓からするりと留守宅の豪邸に入り込み、勝手にレコードをかけて軽やかに1曲踊ると、ジュエリーなどの戦利品を手に、盗んだバイクで帰宅する17歳のカルリートス(ロレンソ・フェロ)。1971年、ブエノスアイレス。真面目で善良な父と愛情に溢れた優しい母(セシリア・ロス)は、カルリートスの悪事に気付いていたが、まだやり直しが出来ると信じて息子を転校させる。
新しい学校で出会ったラモン(チノ・タリン)という青年に、カルリートスはいきなりケンカを売るが、それは彼の気を引くためだった。彼の野性的な魅力に、ひと目で心を射抜かれたのだ。ラモンもまたカルリートスの輝くようなブロンドの美しい姿で平然と罪を犯す、そのギャップに強く魅せられる。
ラモンはカルリートスを、自分の父親ホセ(ダニエル・ファネゴ)に引き合わせる。カルリートスは、裏社会に生きる前科者のホセに、臆することなく盗みを持ちかけ、ラモンと3人で銃砲店に侵入、大成功を収める。ホセは「あのガキは天才だ」とカルリートスに舌を巻きながらも、ルールを無視して無謀な行動に走るカルリートスに危険も感じていた。
ホセの気掛かりは、現実となっていく。ある時、ラモンと二人で夜中に、一人暮らしの金持ちの屋敷に忍び込んだカルリートスは、起きてきた主を何の感情もなく撃ち殺す。また、宝石店へ押し入った時には、次々と素早く獲物をバッグへと流し込むラモンを「そう焦るな」ととどめ、「盗みをやってるんだぞ」と驚く彼に、「違うよ。生きてるんだ。楽しまなきゃ」と不敵に諭すのだった。
ある時、ラモンの運転でカルリートスが同乗していた車が、検問に引っかかってしまう。運の悪いことにラモンが身分証を家に忘れてきたため、二人は連行される。カルリートスは署長を丸め込んで、彼を買収するための金を取りに帰宅し、再び署まで舞い戻るが、嫌な予感にかられラモンを見捨てて立ち去ってしまう。
数日後、保釈されたラモンに、悪びれることなく「ワナに気づいた」と釈明するカルリートス。ラモンに受け入れられてホッとするが、彼が留置所で知り合って新しい相棒にしたミゲルから聞かされた話に、カルリートスは心を乱される。保釈金を払ったのは、以前盗品を買ってくれた美術品収集家のフェデリカで、ラモンは彼と「足を洗って一緒にパリへ行く」と約束していたというのだ。
自分のものだと信じていたラモンを横取りされて、激しい嫉妬に身を焦がすカルリートスがとった衝撃的な行動とは? そして、狂乱のパーティのような日々の最後に、カルリートスが流した美しすぎる涙の理由とは──?

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