NeoL

開く

クルド人コミュニティとの出会い、その言葉や出来事の断片。齊藤幸子写真展「Not now but one day」




齊藤幸子による写真展「Not now but one day」が開催される。

本作は、埼玉県川口市に暮らすクルド人コミュニティをテーマにした作品。
齊藤は2018年、日本における難民認定率の極端な低さに問題意識を抱いたことをきっかけに、在日クルド人の存在を知った。当初は単純に「難民のクルド人」という認識を持っていた齊藤だが、川口に暮らすクルド人の人々と出会い、写真を通して関係を築くなかで、その魅力と複雑な現実に触れ、撮影を重ねてきた。
2020年からは、Reminders Photography Strongholdの後藤由美によるメンターシップのもとで作品を発展させ、2022年には「PHOTOBOOK AS OBJECT」ワークショップに参加。写真集の制作にも取り組んできた。
何度も試行錯誤を重ね、ようやくかたちになったアーティストブック『Not now but one day』が、93部限定の特別エディションとして刊行。本作に出てくるクルド人の中で最も長く日本で暮らしている男性の来日年――1993年にちなんで制作された本作には、写真とともに、齊藤がこれまでに出会った言葉や出来事の断片が丁寧に綴られている。
世界難民の日にあたる6月20日より先行予約を開始し、会期中は会場でも見ることができる。


齊藤幸子写真展「Not now but one day」
会期:2025年6月28日(土)〜 7月6日(日)13:00~19:00
会期中無休・入場無料


オープニングレセプション / アーティストトーク:
2025年6月28日(土)14時から
※展示は13時よりご覧いただけます。

クロージングセッション・トークイベント:
2025年7月5日(土)14時から
「Not now but here」――在日クルド人が生きる現在地


会場:Reminders Photography Stronghold Gallery
東京都墨田区東向島2-38-5
(東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩6分・京成曳舟駅より徒歩5分)


https://reminders-project.org/ja/sachikosaito_notnowbutonedayjp/

RELATED

LATEST

Load more

TOPICS