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赤い公園『猛烈リトミック』インタビュー 後編

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―ちなみに、今回のアルバムの個人的なパンチラインは、“誰かが言ってた”の「それよりまたあそこの/濃いラーメン食べようよ」なんですけど。

津野「おおー(笑)」

―佐藤さんにとってのパンチラインは?

佐藤「私が選ぶパンチラインですか! いいやー、もういっぱいありますけど……」

津野「パンチライン(笑)」

佐藤「私は、歌詞全体的に言ったら、“108”。こんな歌詞はもう……こういうことを考えている人はいっぱいいるんだろうけれども、それを歌詞に、こんなに上手にできるっていうのはすごいなって思うし、何を言いたいかわかるし、これはほんとにもう、すごいなって思いますね。これ(歌詞カード)もう、待ち受けにしたいですもん(笑)。ご利益(笑)」

津野「だって私これ、『住職と付き合ってましたか?』って聞かれたもん(笑)。付き合ってないですけどね(笑)」

―ははは。

佐藤「“誰かが言ってた”だったら、『励ます言葉に付け足す/「誰かが言ってた」と』っていうのが、すごい不器用な感じがしていいです。やさしさが出ている」

津野「私はやっぱり、“ひつじ屋さん”の最後の『めーめー』ですかね(笑)

―曲調も含めて、気狂ってるなって感じですよね(笑)

津野「ありえないでしょ、これ。(書いてるとき)どういう状況だったのか覚えてないもん(笑)。これできたとき、大爆笑だったよね」

―爆笑なんだ(笑)

津野「これ、一応ラヴソングだから。『ラヴソングできたんだけど?』って感じで嶋津(央/アルバムでは“私”と“楽しい”をプロデュース)に聴かせたら、大爆笑で(笑)」

―で、最後の曲の“木”。これは津野さんのプロデュース曲ですが、歌詞がどこか不吉で、とても暗示的ですよね。病は気持ちではなく実態のあるもの、それは何か取り返しのつかないことであり、一度処理をしくじったら、もう応急手当しかできない、という。

津野「そうですね……これはデビュー前に書いたもので、それこそ、“病は気から”って言うけれども、気とかじゃなくて普通にポンポン病がくる感じが自分はしていて。まあ、今はそんなこと考えないですけど。それをどうにか歌詞にしようと思って、でも、そのときはCDを出すとか出さないとか、そんな話もなかったぐらいの頃だから、まあいいやーってなって。なんか、それこそさっきちーちゃんが言っていたような、絵本を説明する、じゃないけど、とりあえず木の絵を描いて、それをじっと見ながら歌詞を書いていたんですけど(笑)。で、これ、自分にしかわからないような、自分でも言葉で説明するのが難しいような歌詞だから、ずっと曲として出せなかったんですけど……出せなかったんですけど、今回、アルバムの最後にぴったりなんじゃないかと思って、持ってきました」

―最初に歌詞を書いたのって、いつ頃の話ですか?

津野「19歳ぐらいかな。だから、2010年とか2011年とか、ぐらいですね」

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