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Katy Goodman(La Sera)インタビュー

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―去年出たアルバム『Hour of the Dawn』のイメージについて、「レスリー・ゴーアがブラック・フラッグをバックに歌っているような作品」って話していましたよね。

ケイティ「あはははは、そう言えばそんなこと言ってたなあ……すっかり忘れてたけど(笑)。たしかツイートしたんだよね。アルバムの中の“Losing To The Dark”って曲をミックスしてるときに、なんかそんなイメージがパッと浮かんできて」

―じゃあ、あれは事前に描いていたコンセプトではなくて、作り終えた後に沸き上がったイメージだったんですね?

ケイティ「そう、完成したものを聴いて思いついて。『あ、なんかレスリー・ゴアがブラック・フラッグをバックにしてるみたいだな』って」

―「ナンシー・シナトラがミニットメンをバックに歌っている」っていうアイデアだったらどうなってたんだろう?とか勝手に想像したりしてたんですけど(笑)。

 ケイティ「あははははは、いいじゃん(笑)、それもアリだね!」

―レスリー・ゴーアと言えば、今年亡くなられましたよね。

ケイティ「そうだよね」

―僕は“涙のバースデイ・パーティ“みたいな代表曲しか知らないんですけど、昔からレスリー・ゴーアは好きだったんですか?

ケイティ「レスリー・ゴーアも私も同じニュージャージー出身だからね。ジャージー・ガール(ニュージャージー出身の女性)ってとこでは一緒。“You Don’t Own Me”とかね。♪(歌い出す)ユ・ドント・オウン・ミー〜、とか大好き。(歌い続ける)……」 

―そうしたレスリー・ゴーアみたいなメロディアスでポップな要素と、かたやブラック・フラッグみたいなハードでアグレッシヴな要素が互いの良さを引き立てているみたいなところって、ヴィヴィアン・ガールズにも通じるテイストでもありますよね?

ケイティ「意図的にそうしてるわけじゃないけど、自分が一番好きで得意な組み合わせではあるわね。歌い方にしても、もともとああいう歌い方しかできないから、好きとか嫌いとか関係なしにああなっちゃうのよね」

―ハードなだけでも、スウィートなだけでも物足りない?

ケイティ「たぶんだけど、スウィートな音楽って、どうしても甘くなり過ぎる傾向にあるのよね。それと私が普通に歌い方も、甘くなり過ぎる傾向にあるし。そこは自分でもすごく意識してる。曲がスイートな上に歌い方までスウィートだったら、甘々になっちゃうからね。だから歌詞はわざと意地悪なものにしたり、あえて甘くない要素を取り入れたりしてる」

―そこの匙加減は意識的なんですね。ところで、最近ニュースで知ったんですけど、いま音楽活動とは別にプログラマーの仕事をされていて、また大学でコンピューター系の学問を学ばれているとか?

ケイティ「昔からコンピューターが好きで、学生時代には物理を専攻して学位も取ってるしね。ただ、教師になるのはイヤで。コンピューター・サイエンスと物理学はすごく似てるところもあるし、コンピューターを使うことは今の仕事も通じるし。もともとそういうのが好きなんだよね。問題を解決するのが好きっていうか。問題点を見つけて解決するっていうのかな。問題解決に取り組むって、コンピューター・サイエンスの基本だからね」 

―なるほど。けど、正直意外でした。

ケイティ「たしかにミュージシャンとしての印象が強いかもしれないけど、音楽をやる前は物理を勉強していたわけだしね。そこからミュージシャンになり、コンピューター・プログラマーになったっていう感じだから、自分ではぜんぜん意外でもないんだよね」

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