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OKAMOTO’Sニューアルバム『Let It V』ロングインタビュー (中編)

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レイジ「『Let It V』ってタイトルがまたエグいくらいにばっちり来てるんですよ。CDデビュー5周年、ハマくんが入って5年、アリオラ(レーベル)からの5作目で、数字の5に何かとリンクしてるからどうにか絡ませたいと考えていたんです、5はローマ数字で”V”って書きますよね。そこから、『Vっていいね』となって、Vから始まる英単語で格好いい単語を調べてたんです。そしたら俺らの状況とリンクする英単語がたくさん見つかって。それが“Let It V”のイントロの歌詞になってるんですけど、”VENTURE”で危険を冒して、”VEER”で方向転換するなど、“JOY JOY JOY”“SEXY BODY”で俺たちは方向転換してみようというところでまずリンクしていて。”VANDALISM”で、今までの俺らのスタイルも破壊するみたいな意味もあり、アルバムを通して聴くと”VIVID”で色鮮やかだったり、”VIBRANT”で活力的であり、でも毒っ気のある”VENOM“や、悪ノリの”VICE”など本当に色々あって。さらにこういうことをやるのが俺らの使命だということで”VOCATION”というワードがあって、それを全部自発的にやっている”VOLUNTARY”、全部リンクしているんですよ。

こんなに沢山の”V”ワードがしっくり来てるから一個に絞るのはもったいないので、思い切って”V”ってタイトルにしようかという話になったんですよ。ただ”V”だけだと安直だし、5周年、5枚目だから”V”にしてんだろうなって程度に思われたくなかったからもうちょっとひねりたくて。そしたら”V”って発音はよくよく考えると『ヴィ』だから、無理矢理『ヴィー』もいけるなって。最初は完全にギャグで、『Let it V』ってやばいなと思っていたんですけど、ちゃんと調べたら、”Let it be”自体は『なすがままに』や『なるようになる』って意味で、それを”V”に変えると『Vのようになる』、『Vのような』という意味になるんですよ。意味合い的にもバッチリだし、ギャグ的にもヒットしたからすごく気に入って、これでいこうよってみんなを説得してこういうタイトルになったんです。こんなに気持ち悪いリンクの仕方をするとは思わなかった」

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