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OKAMOTO’Sニューアルバム『Let It V』ロングインタビュー (前編)

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OKAMOTO’Sによるニューアルバム『Let It V』が完成。怖いもの知らずに愛する音楽を衝動的に打ち鳴らした初期三部作、改めてバンドとしての自分たちを見つめ直し、裸になる勇気を持って作り上げた前作『OKAMOTO’S』を経て、トレンドに飲み込まれたシーンに咆哮をあげた今作は、センス、オリジナリティ、技術全てにおいて他を凌駕し、力量の違いを見せつけた紛れもない傑作だ。獅子の覚醒を見届けよ。

—今作、本当に傑作だと思います。大好きです。

ショウ「ありがとうございます!」

コウキ「良かった!」

—これまでの流れを振り返ると、デビューからの三部作は衝動、そして前作『OKAMOTO’S』では裸になって自分たちと向き合ったと思うんです。でも私は個人的には、前作はショウくんが見た4人であり、ショウくんが届く範囲でやれたベストだと思うんですよね。つまり最初こそ同じところを向いてたかも知れないけど、元々の個性も強いし、そこから各々の進化が激し過ぎてそれを一個のバンドサウンドにまとめるというのが本当に大変だった。でもいよいよそれに取り掛かったのが前作だと思ってて。

ショウ「うん、そうですね」

—で、今作は全員が、全部が、ちゃんと一致してひとつの完璧な作品を作れてる。共通した目線が根底にあるから、メンバーの良さも更に発揮できてて、漸く一つの身体になった感じで。かつそれが過去もジャンルも飲み込んだうえでのオリジナルの音になっている。

 コウキ「良かったー!」

ハマ「もうこれで取材終わっていいですよね(笑)」

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