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OKAMOTO’Sニューアルバム『Let It V』ロングインタビュー (前編)

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ハマ「極端な話もう全部四つ打ちにしてみようかと。でも今作に収録されてる曲群はもう上がってきてた。四つ打ちで作れる景色もありますが、音楽好きとしていいねと思ってチョイスした曲たちのギャップが激しかったということもあって、全部が四つ打ちみたいなアルバムにするのはやっぱり違うよねという話になって。ただ意識としては、さっき話したリズム隊の使い方をどうするかというのも影響があるとは思うんですけど、もう少し聴いた人が分かりやすく格好いいと思えるアクションや、歌を立たせる意識など、そういう部分を目敏くやった方がいいよねという話はできて。今まではメロが弱い部分をテクニックや手数でカバーして勢いだけで勝負する部分が強かったのが、逆にメロが確定していたので、こっちも自由度があるし、余裕を持って臨めたんです。そしてその時点からインタビューではこの話をしようと決めていました。

僕らが何でああいうシングルをリリースして、こういうアルバムを作るに至ったかという話はしないと駄目だって。言っていかないと伝わらないということが見えていたので、気持ち的に充実して作れました。

本当にちゃんと伝えたいのは、現状にすごいショックを受けたこと。それが原動力で、だからこそいい曲やいいアルバムを出すことに意味があるし、シングル2枚でそっちの層も引き込んだんですよ。あれは僕らにとって撒き餌だったんです。そういう人たちがアルバムを聴いたときに『シングル以外は全然違う雰囲気だけど、すごくいいよね』と言わせないと意味がない。さらにずっと信じてくれていた人たちが、『こんなアルバムを持ってたからシングルで試してたのか』と納得できるような、どっちにも通用するものを作らないといけなかった。そうじゃないとあのシングルを出した意味が僕らの中で消化できなかったので。作り終えてそれが体現できたから安心したし、すごく良かったなと心の底から思ってます。俺らのことを応援してる人たちってなんてセンスがいいんだろうと、本当に思い直したというか」

ショウ「うん」

ハマ「自分たちでも初期三部作を聴き直すと苦笑いしてしまうところもいっぱいありますが、そこで僕らのことをキャッチしてくれてCDを買ってくれたりライブに来てくれたりしてくれる人は本当にセンスがいいなって。そういうことを再確認できたのは大きいです。『ファンでいてくれてありがとう』と、口に出すなんて思いもしなかったのですが、本当にそう思います。そういうことを踏まえてこのアルバムのインタビューではちゃんとしゃべっていかないと。『元気で、バカ騒ぎで、ぎりぎりアルバムができて良かったです。来年5周年なんで頑張ります』と、それで全然終われますが、そうするのではなく、言っていかないとやばいぞと4人で一致したので」

レイジ「今まで単純に音楽を好きでやって、でもそれだけじゃ上手くいかなくて。でも2013年でやっとこのバンドのメッセージが何なのかに気付けた。俺らがいつも言ってるようなことは簡単にいうと毒舌なんですよ。その毒舌を上手くバンドで消化できるようになったというか、思ってることを上手く表現できるようになったんです」

(中編へ続く)

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